消化不良のちんけな勝負を目にした後は、いかにこの戦いがすばらしいものか唸らされる。「もう見飽きた」などと言ってはいけない。見ろ、あのモリマン（ホルスタイン・モリ夫）の無気味に増した体重を。風俗ってのは美人のおねーさんがいるもんだなぁという感動を。ピカデリーの熱演を。まだまだいけるさ、この企画。「ガキの使い」の華ですよ。
さて、勝負の方は、やはりモリマン優勢。ウェイトアップしたものの、素早い体さばきで山崎邦正のキャリーバッグをかわす動きは鋭い。最近こちらのテレビではあまり見かけないが、ここ目標に好仕上がりと見ていいだろう。むろん、山崎も負けてはいない。顔をブルーハワイ色に染めて、麦わら帽子とラジカセで夏を演出。笑いの翼が生えてきた！
……てな具合で、前回くらいは飽き気味だった覚えがあるが、なぜかやたら楽しめた。しかし、一言も発さずに戦うモリマンは怖い。こうなると、vs森三中などというシャレにならなそうな対決を見たくなってくるが、まあそういうものではないか。ダイナマイト四国登場の来週も楽しみにしようか。
