優雅で感傷的なインドネシア拳闘

goldhead2006-08-21

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200608/at00010312.html

大毅の真の実力、そして対応力を問うにはインドネシア王者といえど役不足であったようだ。

 いやあ、行ってきましたよ、横浜文化体育館
 ……試合の前日に。伊勢佐木町の方へ出るついでに道一本遠回りして。いや、もう何せ亀田大毅の試合の前日というからには、徹夜組が居並び、亀田ギャルとアンチ亀田の間では血を血で洗う抗争が、みたいなのを期待していたんだけれど、それは嘘だけれど、全く何もなかった。せいぜいなにか、看板くらいはあるかと思ったんだけど、そうでもなかった。平和なもんです。当たり前です。ボクシング興行があったかと思えば、サーカスやって、市の職員募集の説明会やって、次は大日本プロレス、みたいな施設ですもの。歩いてすぐそこだから、一回なにかに行きたいとは思ってるんですけれどね。
 で、ちゃんとテレビで見ました。物好きですから。まず、ウィド・パエスの入場曲が渋かった。メロウでムーディー。思わずうっとり。一方で亀田ファミリーは弁慶モチーフのセットから登場。間違って横から出そうになったのはご愛敬。グレイシー風トレインの中には、先日来話題の亀田興毅もいれば、三男亀田和毅もちゃんといる。しかし、三男、見るたびに怖くなっていくように思える。どうしたものか。
 試合の方は何を言えばいいのかわからない。これがナショナル・チャンピオンだとしたら、インドネシアにボクシングがあるのか? と失礼なことまで思ってしまう。それくらいの一方的な内容に見えるものでした。俺には、あのパンチがどれだけ有効だとか、倒れ方がどうこうだとか、そんなことはわかりません。また、インドネシア王者の実力や、実力があったとしてヤリ、ヤラズの話だって出てくるでしょう。もちろん、亀田次男氏の実力が将来のチャンピオン級という可能性だって保留しましょう。ともかく、ますます「亀田」は霧の中です。まあ、ただ、兄が二階級下の暫定王者クラスと12回殴り合えるくらいの実力だとわかった(と素人が感じたような気になれた)のも12戦目。まだまだ道のりは長いのです。ただ、歌は口パクなんかではなく、ちゃんと歌っていました。T-BOLANプロデュースで、歌手デビューも近いんじゃないでしょうか。レコ大も亀田の日やで。
 まあ、そういうことで、兄が通った既定路線は踏襲するのでしょう。ただ、次男まで同じく日本人とやらないというのは、さすがに不自然でしょうか。それに、いちいち戦歴や現況に疑問符つきの外国人相手では、さすがに応援するファンも飽きてくるのではないか。煽りも無理が出てくるのではないか。その辺もふまえて、日本人とやるのは商売的にも盛り上がるんじゃないかと思うんですがね。まあ、「日本人ボクサーなら100%本気」というのも怪しいように思うのですが、怪しいままどこまでもいけるのもボクシング、それを見るのもこっちの勝手なれば、こっちが飽きるまでつきあうまでのことです。でも、「宇宙一」発言なんかを聞いて、本気で怒ってるボクサーとの殴り合い、見たいなあ。さすがに本気で怒ってしまったヘビー級ボクサーとは殴り合わなくていいですが。いや、日本には居なかったんだっけか。まあいいや。
追記:上の記事の「役不足」に触れなきゃダメですよね。忘れてた。