丹波哲郎が二度死んだら驚いた

http://www.asahi.com/obituaries/update/0925/003.html

 映画「007は二度死ぬ」やテレビドラマ「Gメン75」などに出演し、豪放さとユーモアをあわせ持った国際派スターとして活躍した俳優の丹波哲郎(たんば・てつろう、本名・正三郎=しょうざぶろう)さんが24日、肺炎で死去した。

 この朝日新聞のおくやみはいただけない。『大霊界』の丹波さんが旅立ったというのに、一言も触れない手はないだろう。朝日の価値観では、「ユーモア」に含まれるのか?
 ……などと思ってみたが、考えてみれば俺が丹波哲郎の、役者としての大きなキャリアを知らない世代だ、というだけかもしれない。朝日を責めるのは筋違いだ。でも、一言くらい、ね。心霊や死後の世界だなんだというと、えらくうさんくさいものだけれど、この人のは違ったからな。それこそ豪放さとユーモア、せっかくだからどっかの局で『大霊界』やってくれ。
 どうもお悔やみらしくないが、死んだらおどろいたって、一回驚いちゃってる当人のことなのだから、まあ、こんなもんだろう。それに、いずれ名優としての丹波を目にすることもあるだろう。いや、目にしてきた可能性も高いはずなのだが……。