http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20061005&a=20061005-00000026-spnavi-spo
「寝技を極めることを意識しているけど、チャンスがあれば顔面も殴る」
アルバイト兼業生活から一気にスターダムに駆け上がった格闘家が、顔面へのパンチという基本的な選択肢を‘チャンスがあれば’と言う。相手はどれだけの実力者か、それともチェ・ホンマンのような大男か……、金子賢だ。
俺は、桜庭和志の出場辞退を知ったときに、「所英男も金子賢をボッコボコにすることはしにくくなった。おそらく、関節で秒殺」などと予想したものだが(id:goldhead:20060927#p1)、いやはや、そうとも言えない状況になった。前田日明がプレッシャーをかけている。所を猫かわいがりしているという前田だが、キレたら怖い。万が一制裁となったら、所が死んじゃう。
というわけで、所は万が一の敗戦が許されないのはもちろん、適度に厳しいところを見せつつ、さりとてぶっ壊すわけでもなく(まあ、桜庭じゃねえからすぐタップするだろうけど)、鮮やかに勝たなければいけない。かといって相手は視聴率を稼ぐ男、秒殺では谷川プロデューサーが納得しないかもしれない。神さまはどこまで所を苦しめるのか。意識朦朧の桜庭を殴らなければいけなかったスミルノヴァスといい、このHERO'Sは煉獄の場か?
……と乗ってみたけれど、前田vs谷川も一つのアングルとして見るのが正しいかもしれない。でも、やっぱりまあ、そこらあたりに乗って楽しむことにしよう。そうでもなきゃ、このカードなんて「ボッコボコ」に期待する以外にないし。