海の上のことはようわからんね

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061121-00000041-mai-soci

 一方、スプリングオースターの乗組員は10管本部の事情聴取に対し、「現場付近の海域で衝撃を感じた。他に船舶を認めなかったので航行を継続した」と話している。

 海上自衛隊の練習潜水艦「あさしお」とタンカーの接触事故。この「あさしお」、長さ78m、幅10mの大きさ(http://www.jda.go.jp/JMSDF/gallery/ships/tss/asashio/index.html)だが、近くにいて船の上から気づかれないというのだから、さすがに隠密の兵器たる潜水艦、などと妙に感心してはいけないのかもしれないが。
 しかし、海の上のことは想像しがたい。こないだの日曜日にシーバスに乗ってそう思った。って、えらくスケールが小さいが、たとえばみなとみらいの工作船展示館で工作船を見れば、その意外な大きさに驚いたりもしたりと(id:goldhead:20050915#p1)、陸の上の車の類や電車の類と、船はスケールが違いすぎる。潜水艦一つにして長さ78mといわれても想像がつかない。そして、それにぶつかって、「ようわからんけど、行こか」となるタンカーのスケール。これが、どんな速さで、どんな距離感で世界の海を行き来しているのか、わからん。タンカーが海賊をよけるためにちょっと遠回りすると、一日数千万の燃料費の無駄になるという規模が想像できない。
 海洋国家日本に生まれ育ち、おまけに湘南→横浜と住み、これでいいのだろうか。氷川丸日本丸に一回行っとこうか、とか、横須賀の三笠でも詣でようか、とか。けど、いや、実際、大きな船に乗って、外洋を旅するなんてことしなきゃ、なあ。まあ、来世にでも。
 というわけで、俺はあんがい船が好きなのか。そうだ、俺は船など見るのは好きだ。沖合の大きな船など見ると興奮する。ベイブリッジ展望台(id:goldhead:20050903#p1)とか、一日居ても飽きない。潜水艦の衝突の話はどこにいったのだろう。まあ、いいや、ご海容を。