K-1GP決勝トーナメント

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/live/200612/02/index.html
 もう一昨日のことなので、思い出した順にメモ。レミー・ボンヤスキー。谷川が「悪徳銀行員」と言ったせいではないが、なんとなくリアクション過剰の印象(前にもあったっけか)があって、この日の金的もちょっと疑いの目で見ていたが……、二発目に至って気づいた、「嘘であってほしい」とちょっと思っている自分に。というか、自分の股間が「そんなことを想像させるな」と言っているのに。誰か痛くないファウルカップを完成させれば、多くの格闘家から末代まで感謝されると思う。それはそうと、
 そのボンヤの先輩、アーネスト・ホースト。引退決定している身でもあり、さすがに動き鈍いが、うまいこと試合を運んだ。うまいという一方で、昔からずいぶんボリュームアップした体格差も利用していたように見える。上限なしのヘビー級では、年を経ることに体格を増していくというのが一つの手段かもしれない。体力面、スピード面をテクニック+体重でカバー。
 体重も武器なら、身長も武器。動ける巨人であるセーム・シュルト。俺はシュルトさんが相手に何もさせないで塩漬けにするのが好きで、この日も応援していたのだが、いやはやさすが。ルール変更やらで黒星食わされていたが、ここだけ狙ってとっていけばいい。安定政権だな。
 しかし、このシュルトに一回勝って、この日もいいところまでいっていたピーター・アーツ。そこにシュルト攻略の糸口が……とも思うが、そもそもアーツもでかい方だしな。さすがにシュルトの方がでかいが、それほど差を感じなかったような。けど、プロフィール見たら、アーツ192cmで、バンナ190cmか。気のせいか。
 まあ、ともかくこの日のアーツは調子が良さそうだった。武蔵‘もういいよ’武蔵戦を見ていても、動きよかった。「なんで俺がトーナメント出られないで、武蔵とやらにゃいかんのだ」というような怒りというか気合いが見えた。一方で武蔵はだらしなく、けれど、爽快なKO負けをプレゼントしてくれた。しかし、これじゃあいくら日本人プッシュがあろうと、この先難しいような。かといって、誰か後釜(武蔵ポジションでなしに、日本代表として)出てこないことにはな。