ソフトバンクは逆転ホームランか?

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20061208-127543.html

 約31億円の累積赤字を抱え、本年度での廃止が事実上決まっていた北海道のばんえい競馬について、帯広市が一転、ソフトバンクと単独開催に向けて協議していることが8日、分かった。

 困ったら、IT企業に頼もう。……という流れはホリエモンが作ったものだろうが、そのときどきの時流が異なるだけで、そのとき隆盛している分野が社会のさまざまな面に顔を出すのは当たり前の話。スポーツ、芸術、文化などなど。問題があるとすれば、その引き際。また時流の転換期を迎えたとき、企業が見捨てて廃止、道連れで消滅。それがおそろしい。そんな例は、社会人スポーツの衰退などに見て取れる。スポンサー様はありがたいが、独立独歩をも目指す。難しいが、それが求められる。
 もちろん、ソフトバンクとてただタニマチになるつもりもなく、売り上げアップ策などもあってのことだろう。しかし、むしろ、宣伝広告、ステータス的な意味合いが大きいのだろうか。ステータスでいえば、日本国内において今なお最大級の威力を持つプロ野球のオーナーではあるが、こういった地道な活動への寄与も、ともすれば浮ついた印象のある企業にとって、地道さをアピールする道具にもなろう。とはいえ、企業活動は企業活動費用対効果で切り捨てる場合は、官よりドライやもしれん。
 て、気が早すぎるだろうか。まだ、協議している段階だ。存続決定ってわけじゃあない。ソフトバンクグループとて、「金が剰って剰って使い道が欲しい」って状態ではないだろうし。でもなんだ、まあ、こういったところで新しいモデルの競馬運営体制が生まれれば、各地の危険な地方競馬にも朗報になるだろうし、そんなところに期待。いや、それ以前に、とりあえずクビが繋がることが大切。さすがに赤字だけの存在を存続させるのは無理で、俺とてあまりにひどいようであればさすがに存続賛成はできない。しかし、今回はあまりにも猶予がなさすぎた。だからだ。
 あと、孫社長は馬のオーナーになればいいと思う。ホリエモンと同じ道を辿りそうで、いやだろうか?