今回はかなりおもしろかったように思う。小ネタから大仕掛けまでいい塩梅であって、大きな波が何個もあったと思う。テレビはK-1に合わせて、そのあとすぐにビデオで見たけれど、これはビデオで何回か見てもいいかと思ったくらいに思う。今までのシリーズの中でも、上の方に位置するんじゃなかろうか。
一番の波はなんだったろうか。やはり西川史子だろうか。ここまでナチュラルボーンなドSはすごいと思う。あの、人体や温水(温水洋一も人体ですか)を物のように扱うところは、性格に加えて医師ってところが効いているのだろうか。いずれにせよ、あの場の笑い地獄は死体によるものばかりでなく、西川の顔色一つ変えずにあれをやるあたりにあったのだろうと思う。一人アイヒマン実験みたいだったと思う。あれはもう、お好きな人にはたまらないのではないかと思う。ヘイポーとの絡みも最高だったし(id:goldhead:20060417#p3)ガキの使いは西川史子をうまく使っていると思う。あと、俺はどちらかといえばMにちがいないと思った。それと、もしも俺が西川史子を高く見積もりすぎているなら、どちらかといえばではないMなのかもしれないと思った。
板尾創路巡査の葬式もよかったと思う。板尾は遺影からしておもしろく、浜やんへの手紙(「浜やんも涙が止まりませんでした」)もよかったが、やはり板尾の嫁のダンスが強烈すぎたように思える。体重は増えていたが、あそこまで生き生きと踊る人間はすばらしいのではなかろうか。献花の名前へのパンチ(マナカナ狙い)や、坊主の頭をはたくところ、よかったんじゃなかろうか。板尾が棺桶に入ったままというのもなんだかおかしいように思える。板尾はそのあと、テレビ東京で密着クイズになっていて、それはちょっと持ち上げすぎというか騒ぎすぎのようにも思えるていどのこともあったが、それでもなにか面白いあたり、千原ジュニアの言うように天然を超えて自然になってしまっているのかもしれない。
天然といえば、ジミー大西はやはり凶悪だった。「ドンマイ・バチカン」ではどうしようもないだろう。「勉強不足だったもので、ございません」もやばいだろう。「高齢年金、厚生年金」ってのは「更年期障害」て言いたかったのかと思う。そんなことは、どうでもいいか。
出演時間は少ないが、かわいそうな機動隊員、劇団ひとりもすばらしかった。服の脱げっぷりなど完璧だった。短時間でプロの仕事を果たしたのではないだろうか。って、単にしばかれて引きずられただけだが。
笑いとはちょっと違うが、火薬五割り増しくらいの小屋爆破はよかった。さらにカースタントもよかった。というかこれは、「お笑いウルトラクイズ」復活を告げるものだったのだろうか。
ショウヘイヘーイ。の初出企画は見覚えあるな。いいところを再利用したものだな。これは耐えられない。なんであれは二発目で一気にくるのかね。
あと、浜田雅功の「ガス、爆発」は酷かったな。つーか、罰はタイキックで通した方がいいような。山田花子の泥酔はなーんかいいな。あと、まあ、いろいろ、いいねえ。お金に余裕のある人になったら、DVDとか欲しいね、とか思った。過去分も含めてね。