リンカーンを見て、あのときの板尾を思い出したこと

 リンカーンで、芸人を一人シチュエーションに放り込むタイプのネタ見せ企画。一応のコンセプトはチョイ悪ながら、「内P」や「ガキの使い」の七変化のようなもの。嫌いではないので見ることに。しかしなんだ、彼ら芸人のチョイ悪スタイルは、正直けっこうかっこよく思える。俺のセンスは昔から疑問符がつけられているが。でも、だんだん口調がピカデリー梅田っぽく聞こえたのはなぜかな。
 それはともかく、まずは会議中の会議室に……の途中から。松本人志自らも出向いていたが、ここで一番健闘したのは庄司だったろうか。まあ、七変化そのものだが、パンツ一丁に犬を連れての登場。乳首舐めを成功させたことで評価は高い。しかし、その後に何を残したかったのかはさっぱりわからない。
 で、続いての舞台が銭湯。これで、「ダウンタウンのごっつええ感じ」における、ボケましょうの板尾創路を思い出した人はどれだけいるだろう。決して少なくないのではなかろうか。あれは、それだけのものだった。見ていない人にどれだけのものだったかは伝えにくいが、板尾のすさまじいポテンシャルに笑い転げたものだ。いったいどうやって伝えよう。と、思ったらYoutubeにあった。とりあえず、あるものはあるものなので、リンクを貼らせていただく。
http://www.youtube.com/watch?v=vzT64QdJ8hg
 うーん、あらためて見ると、昨日のリンカーンのことがすっ飛んでしまうくらいだ。幾分美化された思い出というのもあるのだろうけど、今見ても十二分。板尾以外もハイレベルだ。
 とはいえ、昨日のだって捨てたもんじゃなかった。大竹一樹も板尾に通じるようなシュールさをもってキレキレだったし、日村の若さゆえの過ちにおける目測の誤り、松本のティーバッグ……などなど。しかし、どうにもやはり思い出の方に撤退して、youtube漁りなど始めてしまおうかと思ってしまったのであった。