Tokuyama hangs up his gloves.

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20070315-00000001-spnavi_ot-fight.html

00年8月に初挑戦で世界王座を奪取し、一昨年に返り咲くなど通算9度世界王座を防衛した名王者が、ついにグローブをつるすことを決めた。

 「グローブをつるす」というのか、ボクシング世界では。野球や競馬で「バットを置く」、「鞭を置く」といった表現をするのと一緒だな。グローブを置いてもいいのだろうけど、あのヒモんところを結んだやつを、壁のああいうとこに吊すわけだ。夕暮れのジムの壁はオレンジ色に染まっていて、近くの鉄橋を電車が震わすわけだ。などと勝手に想像してみるわけだ。
 英語ではどうか。どうもhang up one's xxxで引退を表すようだ。googleに入れてみるか。ボクサーならglovesでいいようだ。ほかにもshoesだったりbootsだったりsneakersだったり。helmetって例もあるが、やっぱり引っかけられる感じだろうか。でも、skisも出てくるぞ。スキー板って吊すのかしらん。skatesならわかるが。あと、たとえばスモーレスリングのmawashiなんかはどうだろう。何件か引っかかるな。俺はマワシをどう保存するのかしらんが。競馬で言えば、saddleやstick。お、capoteなんて例もある。あのcapote(http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20060801#p1)だな。英語に詳しくないので、"It can also mean "condom" in vulgar French."の方の意味かどうかは知らない。
 ……おっと、うろうろしすぎた。これではマック君がハング・アップ・フリーズしてしまう。しかしなんだ、googleは、ネットは英語学習にもってこいかもしれない。俺は授業中勝手に辞書をひいては馬の意味を調べたりしていたが、ネットの方が生の用法を見られる。気になったらどんどん飛んでいけばいい。いい時代になったものだ。もっとも、ネットの向こうの異言語人たちが、俺のようにいい加減な日本語を書きちらしていないという前提があってのことです、それは。