ハーブティくらいのみたいもの

 私だってたまに、二週間に一度くらいファミレスくらい行きますが、さいきん何度か足をはこんだのはジョナサン。関内駅近くの、ホテルの一階のレストランがジョナサンになったでしょう、そのジョナサンです。私はジョナサンにいくたびに、ジョナサンは言語によってはヨナサンになるのだろうかと思い、そして、ヨーナサン・3Kバッテリーのことを思い浮かべずにはいられないのですが、ここでは関係ありません。それでも、ジョジョの奇妙な冒険も、国によっては「ヨヨの奇妙な冒険」になるのでしょうか。
 ジョナサンのドリンクバーは上品で好きですよ。まず、炭酸水があるのがすてきなのです。私は炭酸水、味も香りもない炭酸水への愛があります(http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20060222#p3)ので、こんなドリンクバーはとてもすてきだと思うのです。もっとも、店員さんがその炭酸水をかけ流しにして、下のところを拭いているのを見てしまったのですが、いや、それもコカ・コーラにはなしえないことでしょう。べとべとになりますからね。まあ、ともかく食事中は炭酸水がすてきです。
 そして、食後です、食後にはハーブティがあります。ハーブティは、乾燥したやつが容器に入っていて、小さじで専用のカップに入れて、お湯を入れて、という手順なのですが、そのカップがなかなかすてきなのです。フタと茶こしの部分はプラスチックでできており、本体は曲線うつくしいガラスです。ガラスなので、ハイビスカスティなどの赤色が鮮やかに見えていいのです。おまけに、フタの部分が茶こし置きとしてつかえるので、じゃまにならないのです。「これはいいですね」。「そうね、どこに売ってるのかしらね」。「もって帰っちゃいましょうか」。「売ってたら買いたいね」。まあたいてい、ファミレスの食器とおなじものなんてかえないわけなんですが。
 わけなんですが、別件でぱらぱら職場のカウネットのカタログを見ていたら、あったのですね。まったく同じものが。「みてくださいこれ、ジョナサンのやつですよ」。「ほんとだ。売ってるんだね。買おう買おう」。「そうしましょう」。というのりですね。後押しですね。買ってしまったんですね。注文は職場の必要品と一緒に、この分の代金はもちろん自腹ですよ。カウネットって、たとえばテキサスとかでカウボーイが酪農に使うロープとか網とかを売ってるような名前だって思いませんか?
 私はほんとうにあのカップはすばらしいと思ったのですけれどね、ですけれど私の飲食生活に入り込む余地があるかというと微妙なのですね。私はお湯を沸かすこと、ガス代のことを恐れているので、熱いのみものというと、カップに入れる→水で溶かす→レンジで加熱という選択肢を選ぶからです。ただ、私はがんらい、けっこうなお茶のみっこでして、熱いお茶は好きなんですね。粉茶でもいいのですが、茶っぱというのもいいわけです。とはいえ、このワンカップでは、がぶ飲みでもないのですけれど。救いはこのカップ、フタと茶こしはだめだけれど、ガラス本体のみなら電子レンジ可能なのですけれど、それではあまりこのカップならではというものもありませんよね。
 それで、たとえばフレッシュ・ハーブティはどうかというと、私の鉢植えで今のところ使えそうなのはレモンミントのみで、ここのところ油断していたら、ハーブのくせに虫につかれていて、ちょっと使うわけにはいきません。フレッシュ・ハーブティはけっこうな量を投じなければ、よくでませんので、これも無理。そして、スーパーでさがしても、乾燥ハーブもティーバッグ入りのものしかないのですよね。だったらグリーン・ティでも良いはずですが、どうせなら赤いハーブというのが目的になってしまいまして。それでまだ、届いただけで使ってはいないのです。暇が出来たら中華街のあの店に行って買おうと思っています。
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