甘露の銃弾

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070426-189960.html

バージニア工科大での銃乱射事件を捜査中の地元警察当局は25日、同大で記者会見し、チョ・スンヒ容疑者(23)が、30人を殺害した教室棟で約9分間にわたり170発以上を2丁の銃で乱射していたことを明らかにした。

 セーラー服を着て機関銃を撃つと快感という話もあるが、射撃にはかなりのカタルシスがあるように思える。自分もおもちゃのエアーソフトガンやガスガンで遊んだ口だが、BB弾を弾くのにもそれはあったと認める。あるいは、戦争物にしろマフィアものにしろ、とにかく撃ちまくるアクション映画、あるいはゲームなどの爽快感なんてものもあるだろう。
 別に、それらへの規制へ話をつなげようってわけじゃない。どうも、この手の犯人が「死にきれている」要因の一つは、そこらへんにあるんじゃないかと思ったまでの話である。コロンバインの二人も、アーミッシュの犯人も(http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/archive/news/2007/04/17/20070417dde007030057000c.html)。サンプルは少ないのは承知だが、どうにも死に逃げされているような気がする。そこには、銃を撃ちまくった満足感があるんじゃないかと。もちろん、人体に対する殺傷能力の高さもあるけどさ。
 まあ、まったくの想像で、この日本で日本人がどうこう言ったところでどうしようもないが。つーか、津山三十人殺しの犯人も自殺してるし、宅間守の自殺願望はどうしよう、とかいう話もあるか。でも、死亡願望があろうとも、他人の手で、という点で甘露の死から一歩遠ざかると思うが、どうだろう。死刑自体の是非はちょっと置いておいて。