ボートピア横浜に行ってきた

 このところこの日記に日に二三人「ポートピア 横浜」などという検索で訪れる人があり、「ポートピア連続殺人事件か?」などと思っていたら、以前記した「ボートピア」の事であった。今日がオープンか。そういうわけもあって、昼休みに行ってきた。俺の競艇に関する知識、漫画『モンキーターン』のみ。日刊スポーツの競艇欄をポケットに入れて行く。
 ぞろぞろと、それなりの人の流れがあった。朝から交差点などに警備員も配置されている。年に360日開いているとのことで、むしろ治安はよくなるかもしれない。真新しい建物。床はカーペット。係員に詰め寄るドヤ民。一階はエントランスで券の発売などなし。各競艇場名義の花輪。カウンタで専門紙が販売されている。もちろん俺に買う気はなく、ピンクの紙の出馬……出艇表をゲット。モーターや艇の連対率など細かく印されている。まわりを見回すと、専門紙を持つ人の数は競馬に比べてずっと少ない。スポーツ紙すら少なく、これが競艇の常識なのか、この場の特徴かはわからなかった。‘艇王植木通彦……俺ですら知っているビッグネームのトークショーが三階にあるというので、三階へ。四階より上は有料指定席のよう。
 さて、三階に着いて出走(というのかな?)間際だったのは5R。どうしようもないので、朝買った日刊スポーツの印から適当に三連単。普通の連複用カードに記入。片面で、上下四段ずつに分かれて、別々の券種を買うこともできる。もう一枚は「ながし・ボックス」とあったが、「ながし」については競馬でいうところのフォーメーションのよう。
 人生初舟券を買って一息ついてあたりを見回す。さすがに平日の昼間、大レースがあるというわけでもないので、ぼちぼちの人出。客層はやはり寿町系が多い。ほか、目についたのは背広の集団だが、挨拶の様子などから出入り業者系の顔見せといった感じもする。平均年齢は川崎競馬とほぼ同等くらいだろうか。こんな時間から舟券買いにほっつき歩いてる得体の知れない若いやつは、二、三人。俺を含めて。
 さあ、レース。キラキラ光る水面にボートぷかぷか。このスタート前のやりとり、何度見ても奇妙。何となく競艇やってる人っぽいそぶりを見せようと、表の方に進入の順番を書いたりする。そして、スタート……! と、この後のことはどう言いようもないが、外してしまった。
 レースが終わると、スタート展示(だっけ?)がすぐにはじまる。また、やってる人っぽく、進入順を書いたりする。ついでにモーターの連対率とか見る。よし、六号艇やで……って新聞の本命だけど。ただ、スタートで二コースから出た六号艇、なんかフライングしてるんだけどいいんだろうか。まあ、元気があっていいのだろう。今度はフォーメーション馬券……舟券を買う。六号艇一着固定→一号艇、二号艇、五号艇→一号艇、二号艇、五号艇の六点買い。マークカードにミスはなし。このあたりは競馬の応用がきく。
 ……と、そうしている間にも、植木さんのトークショーが始まっていた。司会の男性と二人、部屋の隅のステージの上に立ってトーク。椅子とか机なしで、ちょっと漫才師のよう。トークの内容はよくわからないが、福岡の話をしている。俺などが聞くにはもったいない内容かもしれない。ケータイやデジカメで写真を撮る人がいるので、俺もならう。ちょっと遠かったが、すぐ横からトイレに行った帰りに、近くから撮れた。植木さんはさすが勝負の世界で生きてきただけあって、何か鋭い感じの人だった。おっさんが一人、「植木、顔は大丈夫かぁ?」とつぶやきながら人の輪に入ってきた。そうだ、大怪我のエピソードがあったんだ(『モンキーターン』知識)。でも、そういう傷みたいなものはわからなかったな。
 さて、トークが終わり次のレース。今度は予想(といえるものではないが)して買っているので、ちょっとどきどきしながら見る。と、スタートの進入が見本と違う。六号艇が最内を取った。三つめと四つ目もチェンジ。だからなんだかわからないが。スタートは六号艇好ダッシュ、いいぞ! と、思ってると、なんと買い目に入れていた五号艇が沈んでるがな。沈む六号艇を残して、レースはスムースに進み、最初のコーナーのままフィニッシュ。また外れ。レース後には、輝く水面に六号艇の舳先がぷっかりぷかぷか。居心地いいな、帰りたくないな、と思いつつ、帰ってきた。

●記事発見

集客による経済波及効果や、地元の雇用機会の拡充による地域活性化、大規模災害などの非常時には、地域の避難所として施設を開放するなど生活環境の向上に寄与する。

http://www.hamakei.com/headline/2878/index.html

 経済波及効果っていうと、あれだな、道路一本向こうの中華料理屋とそば屋だな。中華料理屋の方はちょくちょく行ったりしたこともあって、これがそのまま中華街の中にあっても文句は出ないだろうというレベル。ランチのボリュームは多く、ご飯とスープおかわり自由だったのがうれしい(しかもガンガンすすめてくる)。そば屋の方は一、二回行ったことがある。会社でよく行く人いわく、タクシー運転手が多く利用するから美味しい店なのだ、とのこと。