GI共同通信社杯 第24回新鋭王座決定戦の感想

 お昼近くから自転車でおでかけして、帰ってきてすぐにボートピア横浜。飯食いながら10R見て、11Rから参戦。11Rはイン屋という古賀繁輝が1枠で、これを信頼して正解。2着に篠崎元志、3着に安達裕樹で順当。とりあえず獲って弾みをつけたいところ。
 と、さて優勝戦はどうしよう? じつは、あまり考えていなかった。いや、考えてはいたけど、ようわからなかったのだ。いや、わかったというとなんだけれども、成績的にもイン巧者らしい小坂尚哉、『BOAT boy』誌の特集ではほとんど取り上げられていなかったけれども、ともかく準パーフェクトでここまで来てるしな、と。
 でも、だ。なんかこの、人気してるし、当たり前なんだけれども、なんかちょっと、ひねってみた方がいいんじゃないか? とか。それで、やっぱり次に新田雄史かいなと思う。雑誌の写真では黒髮の真面目そうな人だったのに、完全金髪になってた人だ。それでも、どうだろうか。もう一発。
 と、ひねり出したのが5枠の今井貴士。なんか東スポでぶち込むとか言ってたし、準優のスタート後に酷いことになってたのに、すさまじい状況判断か、成り行きかわからんが、ともかくそっから立て直して差したのがすごかった。ツキがきてるんじゃないか、などと。
 というわけで、今井→小坂→全、小坂→今井→全、小坂、新田、今井のボックス。比重が大きいのは今井頭。もちろん、オッズに目がくらんだです。
 さて、そんな欲望に目がくらんだ俺の思い、そして全国の舟券オヤジたちの思いを乗せたボートたち(いやな積荷だな)が水面を走る……! 進入はS展と違うが、まあどうせ俺の本命は大外だ。なんか内側でごちゃついたところをどうにかして。
 と、どうにかなったのは1号艇だった。小坂まさかの出遅れ。ボートピアに「おいおいおい」みたいな空気というか溜息というか、なんというか。それでも「ヨシッ」とかそういう声も出て……、そっからの毒島誠vs新田雄史の攻防はすごかったね。もう、舟券関係なく楽しんだ、俺は。なるほど、たまにはこういうことになる、最後の最後までもつれることあるんだね、みたいな。いや、「あるんだね」というより、ともかくしびれたね。いやはや。で、配当は万シュウ、当たったやつは少ないだろ、素人の俺が外れてもあたりまえだ、などと。
 そんで、そのあとのリプレイ時、なんか話してるおっさんの横で、どんな会話してんのか聞いてみたの。そう、それがまあなんか感想戦みたいで、競馬にもそういうケースはあるけど、なんかこう、語る事が多いというか、そういうところがあるみたい。で、「3-6からは持ってるから、ここで(毒島が新田を)飛ばせ、飛ばせって思ったんだけど、新田も上手いんだよ」とか言ってて、ふーんとか思った。で、なんか舟券はともかくいいレースだったとおっさんたちも言ってて、「ブスちゃんブラボー!」とか拍手してたので、いや、熱戦だった。ブラボー。
 ほか、平和島とか丸亀とかちょっと買い散らかして、当たらず撤収。まあ、まだともかく勉強。「アジャストするとあんな風にズルズル下がるのか」とか、新しい発見ばかり。まあ、これからだ、な。

今回いくらか覚えた選手たちのこと

 今後名前を見て「どっかで見たな」と思えるであろう選手たちのことをメモしておく。昨日競艇を始めた人間の書くことなので、内容は知ったことか。

小坂尚哉
勝戦で痛恨のスタート失敗(この表現って競艇だとフライングになるんかな? まあいいや)。……って、ほかによく知らないので、そういう印象になってしまった。
新田雄史
黒髪だったのにいきなり金髪になった人。……いや、たぶんすごい上手いのでは。
毒島誠
優勝したのに、それまであんまり認識してなかった。顔がちょっとだけチュートリアルのイケメンの方に似てると思う。
今井貴士
九州男児って言ってた。準優の2着がかっこよかった。
岡崎恭裕
イケメンの天才肌っぽい人?
長尾章平
決め手で「抜き」が多いという、珍しい人。
古賀繁輝
イン屋の人。
篠崎元志
怪我をして休み明けだけど頑張った人。今日の選抜戦のリプレイ見ながら、ベテランっぽいおっさんが「これで2着した篠崎の腕は超抜だね、ものが違うよ」って言ってた。
安達裕樹
初日のメーンを勝ったけど、あとはエンジンとかに苦しんだ人。なるほど、みんなどんどん仕上げてくると、そういうこともあるのか、というような。
大串重幸
これは、正確には初めて行った江戸川競艇で観て覚えた人。そのときも、なんか舟券買ったら、素人目にはいいレースをしてくれたので、ファンと言ってもいいかもしれない。ともかく、「とりあえず知ってる名前の選手も出てるし、新鋭王座見るか」と思わせてくれた選手でもあり、結果的に俺を競艇地獄に引きずりこんだ元凶と言えるかもしれない。今回は2回か3回舟券に絡んだが、勝利はなかった。インが上手いらしい。
土谷智則
“上州のまくり屋”らしい。このフレーズがかっこいい。
真庭明志
今回一番いいエンジンを引いた人。
山田哲也
スタートがバカっ速い人。5日目終了時点までで平均12なので、今回もたぶん一番速かったんだろう。
西山貴浩
ものすごくカープ魂を感じる名前の人。ひょうきん者? 変わり者? らしい。
渡辺浩司
デビューからずっとフライング0でやってきたのに、今回の準優で初めてやらかしてしまった人。
中越博紀
準優で暴れすぎておしおきされたらしい。あのレースは素人目に見ても「なんかいろいろすごいな」とか思った。3艇フライングとかこのレースとか、このあたりみたいなのばっかりだったりする印象があるから、「新鋭は買いにくい」みたいなところがあるんだろうか。よくわからないが。

 ……というわけで、なんというか、こんな感じ。だいたい、「今回一番いいエンジンを引いた人」というのが、今後なにかの役に立つのかどうかわからん。わからんが、まあ、なんか名前を知っておいて悪いこともないだろう、とか。まあ、そんなところ。ひょっとしたら、これら名前と長いつきあいになるかもしれないし、すぐに競艇に飽きるかもしれない。それはわからない。おしまい。
 ……と、あと、はてなは、たとえば[kyotei:4545]って打ったら、岡村慶太とか表示される「競艇記法」サービスを実装すべき。はっきり言って、間違えずに人名打つのは、馬名を打つよりはるかに難しい(だから間違ってても許して)。それと、岡村選手は、適当に数字を打ったら出てきたというだけで、今のところ遭遇したことはないです、はい。