倉兼育康の遠征延長

高知県競馬組合は12日、韓国に遠征中の倉兼育康騎手(32、高知・松下博昭厩舎)の遠征期間が6月まで延長されることになったと発表した。

http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=26232&category=B

 こないだ「一月に帰る予定では?」と思った件、やはり延長。これは長い。というか、本格的に韓国移籍というラインもあるのだろうか。倉兼は向こうでどのような存在なのだろう。検索してみよう。どうも「이쿠야스 쿠라카네」(文字化け御免)というのが「倉兼育康」らしい。俺、ハングルまったくわかりません。

 で、どうもこれ、倉兼だよな? エキサイト翻訳(http://www.excite.co.jp/world/korean/)にぶっ込んでみよう。そして、引用。▲が聞き手、―が倉兼騎手。

▲外国人騎手という存在は単純に市場を開放して私たち騎手たちの競争心を鼓吹させて競争力を高めるというの外に技術伝授の役目も引き受けなければならない. 実際に多い交流があるか.
―韓国騎手たちのギスングスルはすぐれる. 私が教えることができる立場(入場)ではない. 私も彼らと瞬間瞬間競争しながら成長する中だ. 経歴が不足な幼い騎手たちが助言を求める時は私ができるものを言ってくれている.

 やはり韓国競馬は技術発展を求めて外国人騎手を受け入れている面もあるようだ。それは同時に、中堅騎手にとっては脅威にもなるわけで、日本と変わらない構図だろうか。とはいえ、「こちらの最高級騎手たちに比べれば私の実力はずいぶん不足だ. 」と倉兼。倉兼の謙遜もあるのやもしらんが、韓国騎手のギスングスルは優れているようだ。そして、ギスングスルの意味はわからない。

▲‘李区’という呼称が気に入るか.
―幼い時愛称もそうだったし日本競馬場言論とファンも私を ‘李区’と呼んだから慣れて良い. 韓国ファンも私を李区と呼ぶか? 私に対して分かっているのかどんな考えをしているのか知りたい.

 最初から出てくる「李区」ってのは倉兼騎手の呼び名だったか。すなわち、李はイ・ジョンボム(李鍾範)とかから類推するに「イ」なので、「イク」ということだろう。

▲1月で臨時兔許が満期される. 延ばす意向があるか.
― 一応臨時兔許が満了し次第に騎手兔許更新のために日本に帰るつもりだ. その後また復帰するか可否は現在としては未知数だ. 長芋社会が私を認めて期間延長を許可したらずっととどまるつもりもしている. 韓国は魅力が多い国だ. ヌングリョックコッ活躍を広げて韓国ファンに良い印象を残したい.

 さて、今回の核心に触れられている箇所。おお、やはりずっととどまる可能性を示唆している。韓国競馬がどうなのかはよく知らないし、おそらく今後も未知数ながら、高知にいるよりも、可能性という面では広がっているのかもしれない。いずれにせよ、大井で一回見ただけだが、今後も日本の地方競馬出身騎手として、長芋社会での活躍に期待したい。長芋社会がなんなのかよくわからないが。