世界を目指せ柿の種

 亀田製菓新潟市江南区)は、同社の看板商品で“ビールのおとも”として定着している「柿の種」を米国で販売する。当初、カリフォルニア州で4月にも試験販売し、その後全米に販路を拡大する。「柿の種」を本格的に海外展開するのは初めて。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080310-00000000-fsi-bus_all

 前になんかビジネスっぽいニュースって、たぶんワールドビジネスサテライトかなんかなんだけど、それで言ってたのが、海外需要の変化によって、日本国内では行き渡って飽和状態にある商品を作り続けている企業にも、真新しいチャンスがあるとかなんとか。これ以上日本国内で伸びる感じはしなさそうでも、中国やらなんやらの新興国で、どでかい需要があらわれるかもしれないぜってさ。
 それでもってこの柿の種のニュース、中国は後回しでまずアメリカ!(←このビックリマーク一つによって、『アストロ球団』の「アフリカ!」のコマを想起されたし。先生、次からはいちいち説明しないよ)。その意気やよし! ……って、まあいまだに生きるアメリカへのコンプレックスでもあるのかしらん、俺。でも、全米で煎餠の旋風巻き起こったら楽しいよね。バーのカウンター、革ジャンの荒くれ野郎がバドガールから注がれたジョッキ一杯のビール、大きな手に山盛りの柿の種をかっ食らって飲み干す。デトロイトの夜ははじまったばかり。
 しかし、すこし不安点もある。ちょっと冒険しすぎではないのか、ということだ。その心配の種というのは、俺が「柿の種チョコ」に負けたというところにあって、あの冒険はねえんじゃねえのというのが根強いわけで。ああ、しかし、でも、ひょっとしたら、あれこそが全米制圧の糸口かもしれない。そうだよ、あれはアメ公好みの味かもしれないぜ。よし、ピーナッツだアーモンドだいわんと、全部チョココートしちまえよ、それしかねえよ。