チベット9/チベット議連について

 だんだんチベットに関するニュース記事が少なくなってきているというか、勢いは弱まっているように見える。このまま毒ギョーザ問題のように忘れ去られていくのだろうか?
 とはいえ、ネット上では依然としてそれなりの盛り上がりがある。マスメディアの報じる量ばかりが問題ではない。こうした動きのいくつかは直接チベットの支援、あるいは中国への非難として届くだろう。ただ、そればかりでは限界もある。政府・国家レベルで動かなければならない領域も存在する。
 となれば、チベット問題について強い関心のある国会議員を応援するのが有効だろうか。となれば、以前よりチベット問題を考えているらしい「チベット問題を考える議員連盟」だ。会長は民主党枝野幸男議員。そして、他のメンバーが……数人の名前しか出てこない鳩山由紀夫藤田幸久玉沢徳一郎馳浩阿部知子)。こないだ会合を開いたという27人のリストすらわからん。まさか予想されうる中共の攻撃への対応として、あえて匿名で行っているわけでもあるまい。この時代、公式サイトくらいはほしい。超党派だし、いろいろむずかしいのかもしらんが、せめて会長の、いや、だれかメンバーがブログに書いてくれたりしてくれればいいじゃないか、公式情報として。
 ……と、偉そうに書いたところで、実のところおまえ、全部調べたのかと言われると自信はないが、しかし、google2枚目までめくってみて見あたらなきゃ、無いも同然だ、などと開き直ってみる。ちなみに、以上で名前が出た議員のサイトは以下の通り。

……牧野氏は元チベギレン会長。現在、国会議員としては落選中の身。それゆえもあってかどうかわからんが、アピールのメッセージ(と背景色と文字色)は苛烈だ。

 チベット虐殺に関しては、まるで報道規制がかけられたかのように、中国に対して遠慮がちにしか取り扱わない。北京五輪の放映権が剥奪されるのを恐れて、あるいは入国拒否される事を懸念しての事であろうか。
 そのようなマスメディアこそ、自由社会の敵であると知らねばならない。
 自由と人権が侵害されている様子を見て見ぬ振りをするならば、マスメディアもまた自由と人権の抑圧に加担している事になるのだ。

http://www.seishu.org/statement/080320.html

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 ところで、逆に中華人民共和国駐日日本国大使館のサイトを当たってみれば、上のような文書がすぐ出てくる。ダライ・ラマと会見した鳩山由紀夫に対する非難と、民主党に対する脅しだ。チベット議連にも入ってるし、鳩山由紀夫はなんだかよくわからないところもあるが、ことチベットについては信頼してよいのだろうか、と。でも、公式サイトのフラッシュはやめてもいいと思う。

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