『喰霊-零-』第二・第三話を見た

 いきなり主要キャラに見せかけたメンバー皆殺しでスタートした『喰霊-零-』。二話どころか、おそらく一番早い放送局で三話まで拾えた(番組検索から録画させてるだけなので、東京、神奈川、千葉、埼玉のU局の区別ついてない)。その結果、これは見続けることにした。二話を見た段階でそう思い、三話を見てまたそう思った。その理由はそれぞれ違う。
 二話。また、そういうメンバーが出てくる。毎回毎回このようにそれらしいメンバーが出てきて、毎回毎回あの刀振り回す女子高生にぶっ殺されるのかと思う。それは面白い。いたずらに作り手が疲れそうだが、斬新ではある。防衛省の次は環境省環境省の特殊部隊が壊滅したら、次は「国土交通省土地・水資源局特殊国土調査課」、だとか、「文部科学省科学技術局特別現象研究班」、だとか、「法務省刑事局特殊公安課」、だとか、「厚生労働省職業安定局特殊失業者雇用安定課」だとかが出てくる(ここらあたりが俺の厨発想の限界)。ビバ日本の二重行政、三重行政。それが毎回毎回曰くありげに出てきて、除霊バトルを繰り広げるけど、結局女子高生にぶっ殺される。結果、消費者行政の一本化を目指し、消費者庁が立ち上がる。福田元首相の構想を描く全13話。そんなアニメどうですか? ちょっと見てみたい。
 が、三話になってみて事態は激変。ぶっ殺されそうになっていたもう一人の女子高生と、ぶっ殺す方の女子高生の回想パートへ。なんだ、二人目の女子高生は捨て駒ではなかったのか。それじゃあ、あんた、制服姿で日本刀みたいなの振り回せば、視聴者は満足するっていうの? そういう話? あのね、俺はそれで満足します。俺はアニメやなんかみたいなのを昨日見始めた三歳児くらいのものだけれど、生涯三本くらいプレイしたギャルゲーの一本の『アカイイト』の千羽烏月さんが好きなので、あんた、脳内で「千羽党が鬼切り役」とか再生すればそれでいいんです。それに百合だし。
 というわけで、レッツ視聴『喰霊-零-』、という具合なのでした。おしまい。あと、どうでもいいことだけど、ぶっ殺されそうになってた方の子の唇の下のところに傷跡があるのだと思っていたけど、回想シーンでも普通にあったので、そういう描画表現なのだと気づいたのだった。