タカハシナオコ、引退す

2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子(36=ファイテン)が、現役を引退することが27日、分かった。

http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20081028-423545.html

 高橋尚子引退の一報。俺はQちゃんファン(ヌデレバの次に)なので、これは残念だ。

 競走生活の晩年は下り坂だったが、実にすばらしいアスリートだったと思う。ぜひ、この言葉を贈らせていただきたい。あの、ちょっと、ちょっというか、ものすごく、ものすごく抵抗が、恥ずかしくて死にそうな、陳腐な、心にもない、いや、少しはあるから言う、あえて言う、使う、そこまで自意識過剰にならなくてもいいと思うけど、それでも、こう記そう、か、っか、かかん、感、感動をありがとう、うわ、ギャー、これは思った以上に、こ、こっぱずかしい、よくテレビでは、平気で、バンバンと、言える! ……ああ、疲れた。
 まあいいや。今朝のとくダネ!でも小出監督が言ってたけど、やっぱり自らがトップに立ってチームを率いるというのは、なかなかに難しいところがあるのだろう。例えば、いきなりウオッカが、角居調教師から独立して、自分で厩務員の世話をしながら世話をされて、それで天皇賞に挑めると思いますか? ヒシミラクルヴィクトリーだってカラ馬追い切りをしたことがあるけど、うまく行った試しはない。
 ……って、さすがに競走馬と比べるのは失礼、すぎる。ええと、じゃあ別の例を持ち出すとして、こちらの菊田早苗選手のブログにあるように、「最先端の練習をするには最先端の仲間もいないと」的な、そういう面で、やはり難しいところがあったのかもしれない。
 しかし、それでもなんというか、一度は世界の頂点の極みに立った人間が、自分を納得させ、さらに前進するための、そのモチベーションのために独立が必要だったというのならば、もはやその選択肢しかなかったのだろう。それでは、さらば高橋尚子、たぶんミーハー趣味でマラソンにチャンネルを合わせれば、きっとまたテレビ越しに見ることは必定だろうけれども!