週刊ギャロップに複雑な思いを抱く/天皇賞(秋)について

 菊花賞の三連複でおいしい思いをしたので、競馬に金を落とそうとひさびさに週刊Gallopを購入。七百円もした。十五周年だかで、過去回顧記事多し。いや、俺もずっとずっとギャロップを買っていたよ。ブックは買ったことなかったよ。いや、もう昔話はいい。やっぱりなんだこの馬柱は? まだやめてなかったのか! ……というのも毎週買ってる人にとっては昔話なの? はっきり言って、毎週買っていてこの変更があったら、俺、やめるレベルだと思う。「G1の週くらいは買うか」という気が失せたのも、決して俺が貧乏なだけではない、はずだ。
 ……という愚痴はともかく天皇賞(秋)。豪華メンバーという言うじゃない。でも、なんだ、俺の競馬を見る目がしょうもないせいかもしれないが、ウオッカダイワスカーレットディープスカイの三頭、これだけではないのか? あと、メイショウサムソンが出れば別だが、ディープインパクトのとき)と同じく、東京に入れておきたいだけなんじゃなかろうか、と。なんというか、失礼な言い方になるが、これ以外は足りないか、終わっているような、そんな印象が強い。
 が、しかし、この三頭が盤石か? ダイワはこのレースに過去好走例がほとんどない休み明け、ディープスカイは世代レベルが疑問、そしてウオッカは……、鞍上が岩田康誠ならなあ。いや、俺はアンチ武豊ではない。ではないけれども。今年のここまでの重賞があまりにも冴えない。この冴えなさに不安を抱いてもおかしくないでしょう。三頭ですんなり行くかな? 一頭飛んで中波乱、二頭飛んで大波乱。さてさて。
 ちなみに、三頭の中で今のところの序列をつけるならば、ウオッカディープスカイダイワスカーレットの順。
 ウオッカのいいところは、東京向きのということと、逃げて惜敗した前走。決して引っかかるわけでもなく、前向きに、自然に先行してあのレース。末一本では厳しい秋天だけに、今回も自在の位置取りをできればやってくれるはず。
 ディープスカイのいいところは、やはりこれも東京向きということ。年齢による斤量の有利さ、前走やや捲り上がっていたあたりもいい。四位洋文だって、ウオッカにこの馬で挑めるあたりは因縁だろう。
 最期にダイワスカーレット。この三頭の中で、俺がいまのところ評価していないというのがいい。スイスイとマイペースで行って行って、後続を封じるようなシーンがありそう、という逆転の高評価。
 ちなみに、これ以外については、ちょっとどうかわからない。なんとなく、絞った馬券を買いそうな気がするが、どうか。