原ジャパンに複雑な思いを抱く

第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関する体制検討会議が27日に都内で行われ、巨人原辰徳監督(50)に日本代表監督を要請することを全会一致で決めた。

http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20081028-423528.html

 ……原、ジャパン、か。あれだけ星野監督に反対しており、星野仙一以外の監督に(ほぼ)決定したというのに、なんとなくモヤモヤなのはなぜだろうか? ルンバ?
 でも、モヤモヤというのは、「絶対ノー原」というわけではない。むしろ逆だ。この日記を振り返ると、こんな記事に行き当たる。

 見よ、このリスペクトぶり。この世の誰かに誓って言えるが、この内容はほめ殺しや皮肉の類でなく、真のリスペクトである。ついでにもう一個あった。ともかく、俺は、原辰徳監督を、非常に、評価している。今年だって、あれだけの大逆転優勝するというのは、監督としての能力が無くてできるものではない。いかに各球団のエースと守護神と四番をかき集めたチームとはいえ、それだけで勝てるほどプロ野球は甘くない。でも、ルンバが聞こえてくるのはなぜ?
 「ぼくのかんがえたにほんだいひょう」を垂れ流すにあたって、原の名前が出て来なかったのはなぜ?
 それだ、そこだ、そのモヤモヤだ。まず、落合博満が出てくる。そこだ。なんとなく、原は頼りないのだ。正直。現役時代の、イメージ? 俺は小さなころからアンチ巨人だった。その四番の、どこか情けない、頼りない、そのイメージ。それか? それとも、顔か? どことなくお坊ちゃん風で、海千山千の印象が薄いからか? 落合のようなふてぶてしさが感じられないからか? それとも、なんというか、この、原より前の世代に、時代に抱くところの、偉大なる伝説から見て、小粒だからか? 野村克也王貞治長島茂雄の時代に、俺は、幻想を、大きな幻想をやはり抱いているというのか? 俺にとって、落合は、そっち側ということなのか?
 さあ、俺にとってはよくわからない。原を評価するのは確かだ。俺の原観、それを確かめるWBC。日本代表級選手たちが、原をどう見るのか、それを確かめられるWBC。なんとも言えない。あと、オール読売体制と呼ばれてもいいから、伊原春樹尾花高夫をコーチとして起用してもらっていいと思う。ついでに西山秀二がまじっていたり、木村拓也が選ばれたりしたら、カープファンとしてはちょっと面白い。面白くていいかどうかはわからない。
追記______________________

原君はまだ普通の人間だから

http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20081028-423554.html

 俺、ナベツネはでえっきらいだけれど、何となく、この物言いはわかる。わかってしまう。ただ、もう、超人の時代は終わったんじゃないのか、とか思う。終わりきっていないからこそ、ノムさんに期待する人も、少なからずいるのだろうけど。ノムさん、照れ屋だからな。やらせてあげたかった。