堂本剛の正直しんどいを半分くらい見て長瀬智也はあらびき団に出ればいいのにと思ったこと

 「堂本剛の正直しんどい」、ほとんど見たことがない。とくにKinKi Kids世代というわけでもない。最近、裏では「あらびき団」なんていうものもやっている。正直に告白すれば、番組の正式タイトルを確認しようと、堂本光一 正直しんどい」と検索したくらいだ。つーか、普通におっさんの見る番組じゃねえよな?
 だが、昨日は気づいて後半見たね。だって舞台が江ノ島で、長瀬君出てるんだもの。鎌倉は腰越・津西出身の俺の江ノ島付近へのトポフィリアは語り出せばとまらないし、長瀬君といえば、だいたいもう今、日本の俳優というか男性芸能人の中で一番好きと言っていい。
 なんというのだろうね、こう、「信用できそうなやつだ」とテレビ見ていて思う。これはたいしたことで、ほかのジャニーズタレント、たとえばSMAPの森君ですら、俺にはなかなかそうは思えないのだ。俺のような、陰と陽で言えば陰の方で陰鬱している、だいたい光が当たればひぎぃ言いながら溶けてなくなるタイプの人間にとって、だって、アイドルとかってのは、陽の陽でしょうが。クラスカーストとか思い浮かべてもらってもいい。
 でも、その上で、やっぱりなんというか、ひょっとしたら、長瀬君ならわかってくれるんじゃねえか、みてえな、そう思わせる雰囲気を持ったやつのように見える。俺はキムタクに腹を割って話すことはできないだろうけれども(気を使うと思う)、長瀬君ならひょっとしてという、自分でも何書いてるんだかわかんないけど、「こいつはいいやつだろう」という、その上、おもしれえという、そういうところなのだ。まあ、役どころ的にそういうあたりをよくやっているというところもあるが、そもそもわれわれテレビの前にとって、アイドルのアイドルでない実像などというものは無縁もいいところで、そっちがどうであれどうでもいいのであった。たとえば、なんで浜崎あゆみとつきあってたのかとか、イメージがわかん。でも、わかんでもおもしろい、というところはある、ドラゴンボール浜崎あゆみがおもしろいとか、そういう話ではない。
 それでもって、この日も長瀬ワールドじゃねえの、というところ満載だったね。長瀬君が「うめー!」って言ったら、いや、マジうまそうに見えるしさ。「グラビア女優で妄想しようぜ!」って言われたら、妄想したくもなるってもんです(なんで「グラビアアイドル」じゃないのかね? こだわりがあるのかね?)。まあ、ともかく、本音言ってるように見えるんよ、これはもう。で、なんかもう富士フイルムの回し者みてえに写真撮るのも、映画の宣伝はじめるのも、素直な気持ちで見られちゃう。これはすごい。でも、ちょっと前のDoCoMoのCM、あれは逆にすごかったね。あれだけ魅力的なタレント揃えて、まったく好感を持てなかった。うんざりさせられた。悪い意味での化学反応、そんなものがあるんだと思った(反応でなくて、タレントたちが毒液の中に一方的に沈められたという可能性もあるが)。
 で、最後に歌。これも強烈だった。正直、自分はあんまりテレビ見ない(だいたいワイドショーとニュース番組のはしごです)んで、こういう持ちネタがあるのかどうか知らんけど、その即興ソングの破壊力ときたら。さらには雑誌読み上げラップ(?)ときたら。あんた、そのまま裏のあらびき団出ろよ、とか思ってしまったくらいだった。
 ……けれどあれだね、大江戸温泉で営業する面々(風船太郎はガチすぎ)に、キュートンなど見ていたら、ちょっと無理かなって思った。俺は限界だと思った。

 で、えーと、何が言いたいかといえば、映画『ヘブンズ・ドア』、これ観に行くかもしれない、というところ。

 ちょっと前の情熱大陸だかなんだかを見て、行きたがっている人もいるし。あと、監督がマイケル・アリアス(この名前を見聞きするたびに阪神オリックスのユニフォームがちらつく自分は、まだまだ野球脳だと思った。でもジャイアンツにいたのは忘れていた)。昨日の朝だか昼だかにラジオに宣伝に来てたし。じゃあ、そういうことで、おしまい。あと、長瀬君はあらびき団じゃなくて、大河ドラマとか、ハリウッドとかまあもっといろいろ活躍していってくださいと思う。それと、これだけ誰かに対してリスペクトの文を書くのは、非常にしんどい。はずかしい。でも、たまにはいいじゃないか。愛のヴァイヴスが足りないんだよ、だいたい。それと、コンビを見ていて、堂本剛の好感度もアップした。もとからとくに低かったわけでもないけれども(二人が友人であるというのは、今インターネットのウィキペディア見て知りました)。以上。

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