フジパンは正気か? ちくわパン

 俺は食パンの中ではフジパンの本仕込みが一番好き(リンク先には乱暴な表現が含まれておりますので、ご注意ください)で、フジパンに対しては好感を抱いている。菓子パンの中では山崎パンの薄皮シリーズに勝るものはないと信じているが、やはりフジパンはいいと思うのだ。

 だが、これはいったいどういうありさまだ。「ちくわパン」ときた。こち亀で両津が発想しそうなしろものじゃないか。こんなものを売っていいのか。
 ……と、思ったら、ずいぶん前から発売されているようで。もういいか。

 あー、でも、やっぱりここはすべて俺のための日記なのだから、印象をメモしておく。えー、正気か。ちくわと組み合わされているパンがさ、パン生地がさ、甘いんだよ。お菓子系のパンに使われるような、甘いやつなんだよ。ちょっといいクリームパンに使われるようなやつでさ。そうするとさ、ちくわの生臭さがさ、すごい強調されんの。ちくわが生臭いって、生まれてはじめて思った。もちろん、マヨネーズと甘い生地も合わない。なんというミスマッチの連鎖。
 で、この地獄を他人にも見せてやろうと、俺、ちぎろうとしたわけ。ちぎってひとかけら食わせようとしたわけ。したらおまえ、ちくわがさ、ちぎりにくいんだよ。ちくわちぎろうとしたの、生まれてはじめてかもしれねえけど、これがちぎれない。それで、力を入れているうちに、ちくわの穴からさ、詰めてあったマヨネーズがにょろんっ♪って出てくんの。甘いパン、ちくわ、ちくわの穴からマヨネーズ。どこの地獄。
 これはもう、消費者として意見しようと電話したわけ。したら、フジパンのやつ、一方的に民話をまくし立てるだけで、なんかちくわパンについて聞いてくれないの。俺、もう泣きそう。だから、今後は製パン会社の好き好きランキングはパスコ→山崎→フジパンの順なの。おしまい。