俺は阪急杯のあとにこう書いた。
阪急杯はファリダット。いざというとき、良血馬を頼むのが俺の癖だ。グッドルッキンホースを選ぶのが俺の癖だ。ただ、ファリダットはそれほど無理筋ではなかったような気もするが、あの位置取りでは、というところも。
当たり馬券は眠りつづける - 関内関外日記(跡地)
さて、どうだろうか高松宮記念。俺は、ビービーファルコンでもローレルゲレイロでもドラゴンファングでもなく、またファリダット、今度はむしろファリダットという気持ちになっているのだが。
さあどうだろうか。その気持ちが少しもかわらない。ご存じSS系が猛威を振るう高松宮記念、そこで母父サンデーサイレンスのこの馬だ。脚質もぴったりで、しかも4枠8番をひいた。
前走の阪急杯は1番人気に推されながら7着に敗れた。「大外からの競馬だったからね。内じゃないと燃えない馬だから」と松元師は振り返る。この馬の性格として馬群の中で競馬をしないと燃えない、という部分がある。「内と外ではもう気迫が全然違う。だから今回はぜひ真ん中から内の枠がほしい」と松元師は希望している。
ファリダット圧倒4馬身先着/高松宮記念 - 競馬ニュース : nikkansports.com
ほぼ真ん中の枠をひいた。さあ、どうよ? どうなのよ? もう行くしかないんじゃないか? 相手は、同じような脚質からアーバニティ、アーバンストリート、キンシャサノキセキあたりで。そのあたりが好みだ。
……と、こんな風にひいきと先入観で固定されているときはやばい。できるだけ柔軟になるべきなんだ。たとえば、俺が上の三頭を買ったらどうなると思う? たぶん、ローレルゲレイロ、ファイングレイン、ビービーガルダンあたりが、どちらかといえば前々の競馬で押し切って終わったりするんだよ。で、上の三頭あたりは直線突っ込んできても後の祭りの四着、五着、六着といったところ。
……と、ローレルゲレイロとか買ったら、今度はきれいにファリダットがイン差し決めるんだよ。どうすりゃいいんだ、まったく。
あと、スリープレスナイトはどっちにしろ買うつもりなんだけど、だったら最初から素直に本命にしておけよって思った。おしまい。