ゴールデンウィーク、漫画喫茶へ。

 漫画喫茶というかネットカフェというか、そういうところへ行った。五時間とちょっと居た。行くのは三回目だった。なんかこう、天気悪いから自転車に乗れないし、部屋は狭いから居たくないし、というところ。あと、なんだ、本は買う主義とかいいながら、漫画は別か、とか、漫画業界出版業界どうするんだ、そんなことで、とか、いろいろあるかもしらんが、ああ知らんさ、俺は貧乏だし、正しいことばかりしていられないんだ。
 で、『闇金ウシジマ君』(サラリーマンくん編までは買ってあって、その続き)と『かんなぎ』と『たいようのマキバオー』を読んだ。なんかこう、薄暗いネカフェでウシジマ君というのは、なんというか、どうも、どうもな、ちょっと選択ミスというか、ナイスチョイスというか。でもなんだ、だんだん、そのウシジマくんの個性が発揮されるところ、立ち回るところもっと読みたいよな。でも、短い方のタクシー編とか、やっぱり面白いよこの漫画って思った。
 『かんなぎ』は、実に愛すべきアニメだった。で、原作の方は原作の方で完結してから手を出そうかと思っていたけれど、なんか作者の体調で中断しているとかで、とりあえず読んでみた。で、おもしれーわ。正直、アニメ先でアニメ気に入っていたぶん、どんな落差があるかと思ったけれども、なんというかこう、テイストのさ、一緒だよな。当たり前といえば当たり前か。あー、そんで、ともかく、ウシジマ君でついた穢れ(?)がはらわれたような気になった。うん。あと、たぶん、店の品揃え的に最新刊まで来ていないので、中古だなんだというところまでいたらず。俺としては、あれは木人だろう、という立場なのだけれども。
 しかしなんだ、原作の方だと、もっといろいろと神さま絡みの話でてくるけど、分御霊とその人格とかいうものの話は、キリスト教の単性説とか両性説とか思い浮かんだりしんだけれども、まあその説についても、数日前にwikipedia:コプト正教会ってなんだ? とか思って調べたところから読んだだけで、よくわかっていないのだけれど。
 最後に『たいようのマキバオー』。やっぱり、「プレイボーイ」を毎週買う気にはなれず、ずーっと放っておいてしまった。だから、いったい、どんなことになっているのか、さっぱり知らなかった。ひょっとしたら、日本ダービーでフィールオーライとやりあってんじゃないかとか、そんなことすら想像していた。が、なんとまあ着実に、地道に、高知競馬からの天下獲りへの過程を描いていて、やっぱりすげえと。荒尾、佐賀、と。でもって、地方競馬の惨状や転厩の問題とか、なんというか、余すところなく描いているというか、骨太というか、そこんところの質がなんともいえない。これはすごいと思った。でも、ぜんぜんその、とんち番長の続編みたいにシリアス一辺倒なわけでなく、つーか、つの丸だ、笑えないはずがない。その按配。なんというか、「みどりのマキバオー」でどっかしら逸れていってしまったところの、ありえたかもしれない本筋、そっちをやってくれているような、そんな気になっている。いずれ、「みどりの」と合わせて、手元に置きたいと思った。
 
 えーと、あとはなんだ、なんか、人がたくさんいて、密室じゃねえけど密室みたいで、あと、タバコのにおいとかも(分煙とはいえ)気になったから、マスクしていた。マスクいいね。なんか自分の世界に閉じこもれるアイテムだわ。今度は、マスク、耳栓で外界をシャッタウトして望もうか。つーか、いいよな、漫画喫茶というかネットカフェというか、そうだ、てめえの買った本持ち込んで、読書室として使おうか。いや、それならそれで、もっといい場所あるんかな? わからん。まあ、ええことよ。