コンビニの棚で見かけて少し気になっていたのを、なんとなく買って食った。1日分350gの野菜が摂れる冷製スープである。498円と、ちょっと高いので躊躇していた。
さて、これは玉ネギ、ニンジン、カボチャをひたすらにバラバラにして、牛乳、リンゴ酢、コンソメなどで味付けされているものである。濃縮還元などしていていないのが売りだという。女性のランチに、といったところか。
で、味。一口食って、けっこう美味いし、二口、三口と悪くない。……が、最終的に「もう勘弁してくれ」となった。おまえ、量が多すぎるだろ。いくらなんでも。単調に同じものを食いつづけるのが苦手でないおれも弱音をはいた。気軽にランチに、という量じゃねえよ。あと、「パスタのソースに」、「鶏肉料理に」とかいうけど、何人前だ? と。少なくとも、ランチにどうぞ的にコンビニ並べるべきボリュームではない。蓋とかもないし、食いきるしかない。
ものは悪くないんだ。せめて半分で出せないのか。どこが出してるんだ? とひっくりかえしてみて「新日本通商」とある。
ここで4年前の記憶と日記が引っ張り出される。4年も経てば、野菜175gも2倍になるのか。まったく。で、やはりどうも食品会社らしくない社名を検索すると、FXなどの話ばかり出てくる。が、同名他社らしいということを知る。
確実に進行している高齢社会の潜在ニーズをとらえて、今秋には次の中食の柱として低温殺菌のスープを発売する予定である
ひょっとしてこれか? 高齢者食いきれるか? ……って、一日分だから3食に分けるペースなのか? どうなんだ? まあどうでもいいが!