船橋オートレース場〜船橋橋〜上野

 東スポを読んでいて、「そうだ、オートレースに行ってみるか」と思ったので、そうした。

(2012年1月追記……「読んでいて」というのは女性レーサーデビューの記事である。現地でオート新聞買ってると、新聞売りのおばさんに「●●ちゃんのレースもうすぐよ」と言われた。着くとちょうどレースが始まった。フェンスにへばりついて写真を撮っているおっさんもいた。結果は大差負けだった。その女性レーサー・坂井宏朱さんの訃報を、今しがた読んで、この日記を読み返し、話題にしていないことを見つけたので、記す)

俺の公営ギャンブル歴は十数年あるが、ほとんど競馬である。競輪と競艇は数度行った、ていどだ。ただ、なぜか三競オートすべてのインターネット投票の会員にはなっている。

 行き先は船橋オートレース場である。船橋競馬場と駅を挟んで反対側にある。やけに広い駐車場の横を通り、場内に入る。ぶら下げたカメラでハトの写真を撮っていると、警備員が近づいて来て「あんた、プレスの方?」というので「違います」というと「一般の方は撮影禁止」と言うので、しかたなくメモリーカードを取り出してへし折った。へし折ったのは嘘だが、撮影禁止は本当。俺は俺のようなタイプの人間なので事前にサイトなどもチェックし、場内に禁止の案内もなかったように思うが、まあしかたない。こういった場所での撮影が暴行、拉致、監禁、恐喝、強要などにつながりかねないことはよく理解している。船橋オートといえば森且行選手なども所属しており、そういった暗い過去があるのかもしれない。
 さて、オートレースはといえば、それほど広くないオーバルコースをハンデスタートの8台のバイクがぐるぐる回って勝敗を決めるものであって、まあそういうものであった。スタートに失敗してひっくり返ったシーンなども見た。そして、9Rだったか、森君を見たところで帰ることにした。見たところで、フルフェイスのヘルメットを被っているので中身はわからないのだが。ひょっとしたら10人くらいの人間で1日回しているのかもしれない。車券の方は、はじめての割にトントンになって、安い3連単や30倍の2連複など。当てやすさというのは競馬に比べてアピールポイントだと思うが、世の中の好みは一攫千金のようだし、太く突っ込むことのできる人間が減っているなかで、厳しいものはあるだろう。オートの話、おしまい。


 まあ、俺は一攫千金しなくてはならないのだが。競馬でやるしかない……。

 ……予想において試走タイムのウェイトが重そうだから、朝一にまとめ買いのような買い方はむずかしいか。

 京葉線の隣駅まで歩いて帰る。

 ……つもりだったが、歩道がなかった。

 内陸方向に切れ込んで、総武線船橋駅を目指す。

 雨がいまにも降りそうだっただったので、そうなった。

 歩く人は少ない。

 総武線で横浜まで。

 と、思っていたが、京成杯オータムハンデで上野に出るという手もある。

 そういう手段もあるのか。

 俺は鉄道趣味はないが、じゃっかん電車はすきなので。

 見知らぬ京成杯というのは悪くないと思え。

 一刻も早く京成杯に乗りたいと思い、水上都市のような街を抜け。

 京成、あえて鈍行。

 ダイエットのせいで尻が痩せて、座っていたらケツが痛くなった。

 上野で下りて、公園をぷらぷらしていたら蚊に刺された。

 おしまい。

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