博打天国地獄桜木町

 川崎競馬組合は27日、横浜市中区桜木町の「桜木町ゴールデンセンター」(ぴおシティ)7階に場外発売所「ジョイホース横浜」を設置し、12月13日にオープンする、と発表した。発売日数は年間270日程度で、南関東4競馬場(川崎、浦和、船橋、大井)の全レースのほか、全国の地方競馬で開催される一部のレースも発売する。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1009270047/

 桜木町野毛方面の中洲にそびえ立つぴおシティ、そこに南関の場外が来る! ……と、なんとなくなじみ深いあたりがくっついていてテンション上がったりしてみたが、俺にとってどうなのよ、などと考えると「まあ、別に」というか。馬券はSPAT4でも楽天競馬でも買えるし、映像もnankankeiba.comで見られるし、入会金千円、年会費千円だし。
 そういえば、すっかり中央の桜木町の場外に行かなくなった。もう、ほんとうに行かなくなった。だいたい土日に桜木町の場外別館三階か四階にいたというのに。それはやっぱり、競馬熱の下がりっぷりもあろうが、IPAT便利みたいなところが大きいというのもある。
 それでもう、だいたい競馬というものは「土日の東スポ」と「ブラッドバイアスのサイト」見ながら、iPhoneで購入。これでほとんど完結してしまってるといえる。あれ、実況は? というと、それにも興味を失いつつある。リアルタイムに競馬を聴いているのは、だいたい土曜の朝か日曜の朝のラジオ日本であって、メーンレースをリアルタイムに見なければ、というあたりはかなり失せてしまっている。G1ともなればさすがに見たいとは思うはず、だが。
 さて、これが俺以外でも起こってるかどうかというと、よう知らん。知らんが、俺の勘違いかもしれないが、こないだの船橋、有人窓口の多くが閉鎖されていて、そんなのは大井とか川崎でもそうだが、それにしても券売機と払い戻し機もそんなに多くないなとか思ったっけ。あるいは、メーンレース直前にSPAT4から買い足そうとしたら、いきなり圏外になりやがったりして、携帯端末から購入する人間多くなってるのか、などと。
 それが競馬の売上やらなんやらにどう関わるのかもわからんが、なんかこの、俺が競馬始めたときとは状況が違ってんのかなとか。なんというか、昔はやっぱり「馬券は券よ」みたいなところもあって、はずれ馬券も全部捨てないでいたりしたけど、そういうのもなくなったかな。あと、あれだ、船橋でものすごい久しぶりに有人窓口使ったけど、あんまりこう、小銭の馬券恥ずかしくて買えないね。いや、大銭出す余裕はないけれども、ちょっと見栄をはろうみたいな。あれは……面倒だな。でも、桜木町じゃずっと有人窓口のあるフロアにいたんだっけな。なんだろうね。
 それでまあ、なんか、そういうわけで、たぶんぴおシティのジョイホースに行くことはないだろう。ただ、サテライト横浜(競輪場外)と同じ建物に入るわけで、どうせなら三競オート全部買えるような博打のデパートみたいになればいいようにも思う(実際問題、野毛ちか道でWINSに流れる人のうち、どれだけがサテライトの看板持ってるおっさんに興味を示し、実際に流れるのだろうか。いや、この書き方だとおっさんに興味を持つみたいだな。そういう意味ではないので)が。ただ、もしそうなっても、地下のダイソーと異常に安い八百屋は残しておいてほしいが。ほら、八百屋の一角がいつの間にか洋酒コーナーになってて、「リキュールワンダー」とか馬の名前みたいになってたしさ。それじゃ。