逆襲のローソン

 桜木町駅から横浜場外に至る道。道中のコンビニは一軒、ローソンだけだった。が、いつだったか、首根っこを押さえるように、ちかみちからの出口にセブンイレブン。当然、人の流れも変わったろう。今年のこと、ローソンはあえなく閉店。
 が、しかし、そのローソンが装いも新たに生まれ変わったので驚いた。それも、通常店舗でなく百円ショップ仕様。うわさには聞いていたが、初めて見た。そして入った。
 なるほど、コンビニと百円ショップの融合。そこにスーパー的な要素も加わっている。競馬新聞なども取り扱っており、それは当然定価。一方で、飲料、お菓子類、カップ麺などは百円。これは強い。まさにコンビニ殺し。
 俺はとりあえず、カップ焼きそばとキャベツ、バナナを買った。すべて百円。この中で、出色はキャベツ。一玉まるごとなのだが、一回り小さい。たしか、そういった規格外のものを集めてこの値段。しかし、小さいだけで、中身が良い。葉がしっかりつまっていて、きれい。当たりのキャベツ。印象はよくなった。
 付近の別のライバル、百円ショップ。ぴおシティ地下のダイソー。あるいは、ちぇるる野毛二階のシルク。いや、トポス野毛店もライバルといえばライバルか。あるいは、場外反対側のドン・キホーテ。選択肢が増えるのは悪いことではない。