美談にだって冷や水ぶっかける所存で


 冷や水なんて生ぬるい、うんこ水だってぶっかける、少なくともおれはそういうつもりでネットをやっている。すさんだ人生を歩み、過去にいい思い出もなく、今も最低の気分で、将来は自死か路上か刑務所だ。そういう人間が、ここにいるからだ。そういう人間がそういうことをしなくて誰がする。浄化なんかされてたまるか、同調圧力に屈したりするものか。惨めな怨嗟、愚かしい嫉妬、負の品揃えなら豊富だ。ぶっかけてやろう、これに繋がっているかぎりは。そういうやつが少なくともここに一人はいる。上にどれだけの人間がいて、横にどれだけの人間がいて、下にどれだけの人間がいるかなんて知りはしないし、知るつもりもない。ただ一人のおれ、言えることはこれ、だれも覚悟する必要も気をつける必要もない。安全ピンのピンの一突きもとどきはしねえだろうけど、それでもぶっかけてやりたいんだ。わかるやつは死ね、わからねえやつも死ね。そんだけだ。