うどん。
……というわけで、病弱な小学生だったおれはよく風邪をひいたり熱を出したりしては学校を休み(休み癖がついたせいで小六の最後の方は不登校に近かった)、よくわからないが学校を休めばうどんを食わされていた気がする。「消化がいい」というようなことを言っていたと思う。
……というわけで、おれの中で「うどん=病気」という図式が成り立ってしまって、自炊をするようになっても「うどんでも食うか」ということはないのだ。あれは非常食のようなものなのだ。あるいは、外食でうどんを食うという選択肢が現れない。クリックできなくなってる。だって、あれはわざわざ外で食べるもんじゃあないでしょう、と。
……というわけで、うどん県人など敵に回してしまうかもしれないが、幼少期の刷り込みというのはなかなか恐ろしいものだ。逆にいえば、うどん県人などは、「なぜ、うどんを食わないのか」と、うどん県外に出て発狂したりしているかもしれない。糖尿病にもなるし、恐ろしい話である。白い粉、ダメ、絶対!