ヱヴァQのやつちょっと丸くなってたぜ

 昨日の昼に、楽天ブックスからなんか届いたと思ったら『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』のBlu-rayだった。すっかり忘れていた。それよりも『ストライクウィッチーズ』の秘め歌コレクションはいつになったら届くんだ? という気持ちだった。
 家に帰って、せっかく買ったのだからと思って『ヱヴァQ』を見た。せっかくなので、日本語字幕つきで見た。感想としては、なんか丸くなってたぜってところだった。角がとれて丸くなってるっていうのか、とげとげしさがなくなって、いい感じに熟成されてるっていうのか、そんなんだよ。映画館で観たときにひりひりした感じとか、あるいは一本の作品としてバランスが悪いんじゃねえのと思ったところとか、わりと気にならない感じになってんだ。
 まあ、シンジくんには説明不足だし、おれにも説明不足だけど、言うほどミサトさん酷すぎないし、アスカの変容とかよくわかったような気になったしさ。それに、後半のヴィレが突入してくるところとかでなにが起こったかとかも、わかりやすくなってんだ。それで、トータルで見て、はじまりのインパクトから、余韻を残すラスト、それになんともいえない(例えるなら『巨神兵東京に現る』の犬みたいな)予告編映像まで、よくできてる一本、ってさ。熟成されたなって。
 ……ってさ、たぶん何かしら細かい修正とかはあるんだろうけれども、内容は変わってねえはずで、変わったのはおれの方、なんだが。なんだが、まあそういうものだろう。初見の興奮、二回目の魅力、ただそれだけじゃまだ印象の全部ってわけじゃなくて、家でたまに一時停止押したりしながら見る、ヘッドホンして聴く、そのあたりで違ってくんなって。なにより、時間が経って心の整理がついての観賞って点で、随分と変わるもんだなって。まあ、なんかうまく言えないが、『Q』は「これぞ‘昔の’EVAだ」とかいう印象が自分の中で変わったな、みたいな気にはなった。第三新東京市にピアノの調律師は何人いるかも気にはなった。しっかし、なんていったらいいかわかんねーけど、おもしれーよなー、なんか。なんでだろ? まあいい、続きを楽しみにしたい。おしまい。

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