秋を忘れて冬になる。夢のなかで極彩色に光るエイを見た。ところでカープの話をする。

 秋を忘れて冬になる。夢のなかで極彩色に光るエイを見た。ところで広島東洋カープの話をする。

【広島】FA大竹、石原は熟考、永川残留へ

http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20131028-1210604.html

 大竹の妙な笑顔がなにを意味するのかわからない。石原に抜けられるのはかなり痛い。永川が残ってくれるのはありがたい。推移を見守るしかない。こうやって何度も広島カープのファンは。
 それでもなんとか噛み合って三位になった。だれが故障するかわからない。だれがスランプに陥るかわからない。ただ、台頭してきた若手、盤石の大エース、強力な助っ人、菊池涼介の高速移動、なんとか噛み合ったままシーズン一つ戦いはじめてほしい。うまくいきすぎれば即戦力の新人、左殺しの外国人中継ぎ、夢の投手帝国。極彩色のペナントレース
 大竹の妙な笑顔、正捕手に悩む球団は少なくない、永川が残ってくれるのはありがたい。ところで、日本シリーズで投げる青木高広を見て、だれとの交換だったか検索してみた。iPhoneはすぐに応える。それでもおれは来年も選手名鑑を買うだろう。寒そうな東北に精子が飛び交う。おれは星野が嫌いだが、読売はもっと嫌いだ。さあ、上原浩治の活躍に拍手をおくろう。アンドリュー・ジョーンズのアンドリュー、発音はアンドルーに近いという。さあ、アメ公、ウエハラの発音を練習するんだ。
 そして、巨大な水槽に極彩色のエイが優雅に。ジャスタウェイの馬主はアニメの脚本家。その父はハーツクライ、その父は大和屋竺。『荒野のダッチワイフ』、『八月の濡れた砂』は見た。『処女ゲバゲバ』は見ていない。おれの中で勝手に決めていた武豊の復活がある。恵まれない乗り馬の中から夏のローカル重賞を勝った馬で天皇賞・秋キズナが先にあったから、あのゴールドヘイローの子(母父ミルジョージ)は勝てなかったと勝手に思う。秋の天皇賞武豊がスピードに乗って逃げる。嫌な光景が頭に浮かぶ。おれのよくないくせ。夢の中で金魚は死んだ。死ぬとすぐに虫に食われて骨になった。そのあとに極彩色のエイを見た。秋を忘れて冬になる。ひとびとはそれでも秋があるかのように、寒さを我慢して秋を装う。おれには寒すぎる10月の終わり。