弱虫ペダル Vol.1 初回生産限定版 【渡辺航描き下ろし漫画ブックレット他付き】 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2013/12/20
- メディア: Blu-ray
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今期は見ているアニメは少ない。日記のタイトルを『のんのんびより』風にしてみたが、そこまではまってるわけでもない。一番おもしろいのは『てさぐれ!部活もの』、同率首位で『キルラキル』その他。
『弱虫ペダル』。録りためて見ていない。見るに見られない。おれと自転車。体育会系や運動と無縁で生きてきた人間が、クロスバイクで1日190km走ったりしていた時期もある。今思い返せば躁状態だったかもしれない。
そしておれは、COLNAGOのフルカーボンのロードバイクを買った。wiggle先生からの個人輸入。買った時期がいけなかった。精神状態が完全に参っている時期だった。引っ越しも重なった。精神状態には、とうぜん金も関わってくる。金もないのに買った。おれは双極性障害だ。躁状態にありがちな買い物? 違う。どちらかというと、どうせ死ぬのだから、せっかくだから死ぬ前にフルカーボンのロードバイクに乗ってみたい、という感情だった。死に追い詰められていた。新しい自転車との、楽しい出会いなんてものはなかった。wiggleともトラブルがあった。慣れない英文メールを打った。日本語で返事がきた。頭のなかがチリチリしていた。その後おれは限界が来て精神科に行った。一年が経って、おれは双極性障害らしいとわかった。
そして自転車が残った。今のところおれも生き残ったが。おれはかつてのように自転車に乗れなくなった。遠乗りに出かけることができなくなった。自転車のことは好きだ。ろくに乗りもしないのに手入れはする。サドルを変える。新しいロックを買う。それでも遠くまで、100km、200km、乗る気にならない。乗る気になれない。乗ろうと思うと今度は不安が襲ってくる。盗まれたらどうする? そもそも身体的にも、金銭的にも身の丈に合わないものをどうする。たまに夜の本牧を、申し訳程度に走るだけ。身体的にサイズは合ってる。サイズの選択肢がなかったからCOLNAGOのACEになった。派手すぎない外観も悪く無い。しかし、もったいないとわかっていながら漕ぎ出せない。
そんなおれに『弱虫ペダル』はきついような気がする。どんな話かはある程度知っている。話はべつにおれの精神をチリチリさせるものじゃない。けれど、ロードバイクというもの自体がおれの精神をチリチリさせる。逆戻りになるような気になる。
かといって、ロードバイクと、もうこんなものとは縁を切ろう気もしない。乗らなくてはならないというオブセッションもある。サイクリングにすばらしい季節が来つつある。週末の天気が雨だと安心する。ロードにつけて改めてすばらしいタイオガ・スパイダー・ツインテールも、三ヶ島のペタルもトゥークリップも走るのを待っている。おれの頭はチリチリする。
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……ロードにつけかえて、この軽さ、フィット感、びっくりした。これが本領かと思った。長距離は乗ってないのでわからないが。