- 出版社/メーカー: ギャガ
- 発売日: 2015/04/02
- メディア: Blu-ray
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誰もがうらやむ理想の家族を絵に描いたような一家。だがその正体は、母国からの密命を遂行するために韓国に潜入している北朝鮮の工作員チーム、サザンカ班だった。表では仲むつまじい4人家族だが、玄関のドアを閉めると階級を重んじ、母国の命令を順守するスパイ集団となる。何かと押し掛けてくる隣人一家を資本主義の隷属者と見下しながらも彼らに憧れを抱き、互いの階級を忘れて家族的な絆を育むようになる4人。そんな中、メンバーの一人が母国に残した妻子が脱北に失敗したとわかり……。
http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%BC/347089/story/
ながながと引用したのには意味がある。この設定である。おもしろくなるに決まってるじゃないか、勝ち戦じゃないか、そう思わないか。その上、製作(というのが映画のどういう仕事か具体的によくわかってないけど)、脚本がキム・ギドクときたらシャットアウト勝ちじゃなあないの。
と、思い切りハードルを上げて見始めたが、うーん、だいたいこのエントリのタイトルくらい。なんというのか、『アイアン・スカイ』の設定、戦う前から勝ち戦じゃん!→うーん、それほどでも(映画『アイアン・スカイ』〜収容所送りほどおもしろくないわけでもないが〜 - 関内関外日記(跡地))、くらいの落差だろうか。まあ、キム・ジョンウンネタとかおもしろいところもあったが……。
いや、そんなにくさすようなところはないな。こっちがハードル上げすぎただけだ。韓国人一家の、とくにお母さん役のダメさっぷりとか名演な感じだし、全体的にやっぱり適役という感じだし。そういう意味では、ラストシーン、いや、ラストシーンの一個前というのかな。あのシーンは特によかったな。4点つけてもいい。考えてみれば、わりとスリリングな展開ではあるし、あれ、わりといいのかな。でも、なんかやっぱり一から十までというところでもないので、こんなところ。観て損はないかもしれないですよ、くらいという。それじゃ。あ、あと、上の説明じゃ「サザンカ班」になってるけど、「サザンカ」だったっけ? 勘違いかもしれないけど。そんじゃ。