韓国女闇金ウシジマくんワールド 映画『コインロッカーの女』を観る

 自分で注文しておいて、何が出てくるかすっかり忘れている。『コインロッカーの女』、地味系コメディの邦画だと思っていた。どこかで『100円の恋』と混ざっていたのかもしれない。出てきたのは、『闇金ウシジマくん』の韓国バージョン、そして女性バージョンであった。

コインロッカーの女

コインロッカーの女 [DVD]

いやあ、韓国ハードボイルド、ノワールには独特の風味、えぐ味、獣臭さがあるが、それもそういう一本。10番のコインロッカーに捨てられていたからイリョン（10……イチ、ゼロの読みかな？）、これが主人公。闇金を取り仕切るそしてマザー。これがすごい。すごい髪形。強烈だ。『哀しき獣』のミョン社長級といっていい。要するにハズレ無しだ。中盤に一番の盛り上がりみたいなの持ってきてどうすんだ？　と思ったら、そっからの展開もすごかったね。うん、そういうところで。