そろそろ「激ウマカレー」について語っておきたい

おれのツイートをつねに目撃している人間は3人か4人くらいなのだけれど、そのうちの1人か2人くらいは「こいつはお好み焼きばかり食っている」というように目をつけられている。が、ここ最近、お好み焼きが登場していない。もちろん、それにも気づかれているだろう。

そのかわり、急に登場しはじめたのが「激ウマカレー」である。カレー作りに目覚めたのか。そうともいえる……か? もちろん、おれが作ったから「激ウマカレーだ」などというつもりはない。固有名詞である。

具体的にはケプリ……ケプリコ? というお店で売ってるカレーのスパイスを使ったのだ。

kheprico.theshop.jpコーヒー豆を売っているが、カレーも売っている。その……あれ、正式名称じゃなかったのか、まあいいこちらの、「かんたん☆本格スパイスカレーミックス」、これである。これが「激ウマ」なのである。

そして、「激ウマ」であると同時にあと二つくらい優れた点がある。

一つには「作りやすさ」である。同梱されていた作り方を見てみよう。

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かんたん、やったー、パオーン。

というわけで、唐揚げ用の鶏肉を買えばカットする必要すらない。フライパンにわりと多めの油に肉をぼとぼと入れる、色が変わるまで炒める、切った玉ねぎを入れる、少ししんなりしてきたらトマト缶をぶち込む(半分というのは面倒なのでおれは一缶使いきってしまう)、蓋をする、しばらく待つ。これだけである。もちろん、「切った玉ねぎ」のところで、他に好きな具材を入れてもいいだろう。

おれには、とくに抑うつ状態で、倦怠感に襲われているおれには、この簡単さがありがたかった。これさえ一度作ってしまえば、少なくとも三食の夕飯がどうにかなる、という思いである。その場で一食、冷蔵、冷凍であと二食。本当に身体が動かないときは「チョーかんたん」なこのカレーですら作れないだろうが、もし作り置きがあればレンジで温めるだけだ。それならできる、それを、パックごはんか、食パンで食べればいい。

はっきり言って、助けられた。おれは基本的な晩飯としてお好み焼きを作り続けて二十年近く経つが、完全に定められた手順のそれよりも、さらに簡単なのだ。そして、得られるものは結構な満足だ。カレーは、「食ったなー」という気になる。なにか根拠のない「カレー=さまざまなスパイス=健康食」のイメージ(根拠なし)に力をもらえるような気になるのである。

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そして、第二のメリットといえば、これはもう材料を買うのが安上がり、これに尽きる。おれは食材の値段しか気にしない人間なので、100g58円のブラジル産唐揚げ用鶏肉を買う。スーパー食品館あおばのジャボパック一つ、これでちょうどいいか多すぎるくらい。玉ねぎはわりと価格が安定している方だし、トマト缶は百円あれば買える。ついでに言えば、作るのにそれほど時間がかからないので、ガス代もあまりかかっていないはずだ。

以上の理由により、おれの食生活のなかに「激ウマカレー」が入ってきた、というわけである。

あ、肝心の味について詳しく語っていなかった。というか、「激ウマ」は「激ウマ」なのである。ただ、「何カレーなの?」と問われても、「いや、よくわかんない」という答えになる。日本風カレーではないだろう。辛さはどれくらいなの? というと、「基本的にまったく辛くない」だ。小さな子供でも平気で食べられるはずだ。そのあたりは、タバスコかなにかで調整すればいい。おれは唐辛子で腹を壊すようになってしまったが、さすがに数滴タバスコをたらして食べたりもする。いずれにせよ、「激ウマ」であって、わりと飽きないのである。きのこ類だの豆だの入れてアレンジするもいいだろう。あと、おれのようにトマト缶を一缶使い切ってしまうと、わりと「鶏肉のトマト煮込み」に近くなってしまうので、百円ローソンで売ってるハチの瓶入りカレー粉をふりかけてもいい。お好みで。

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まあともかく、先月後半のひどい時期を助けてもらった感は強い。ケプリコさんのカレーミックスさえ備えておけば、あとは鶏肉と玉ねぎ、トマト缶でどうにかなる。この安心感は強い。心の備蓄食糧といってもいい。もちろん、最悪の最悪のときはコンビニ弁当などに頼ることになるのだろうけれど、次善の策である。そして、コンビニ弁当より激ウマなのはいうまでもない。今、切らしてしまったので、また買い込むつもりである。以上。

 

かんたん☆本格スパイスカレーミックス(15人分)無添加 小麦粉不使用 グルテンフリー 化学調味料不使用 | ケプリコ