競馬・POG的なものについて

競馬にはPOG(ペーパー・オーナー・ゲーム)というものがある。何人かファンが集って、デビュー前の競走馬をドラフトのような形で各人10頭くらい指名して、その馬の「ペーパー・オーナー」になる。だいたい翌年の日本ダービーくらいまでの期限で、「自分の」馬が稼いだ賞金を競う。その結果によってチョコレートかなにかやり取りするのかもしれない。

おれは周りに競馬好きの友人どころか友人すらいないので、POGをやったことがない。ただ、POG的なものは好きだ。10頭なら10頭、気にかける馬ができる。すると、その馬の特徴、得手不得手などもわかることがあり、思わぬ穴馬券にありつくこともできる。

が、さすがに一人POGというのも孤独だ。というわけで、ネットサービスの大会に参加、という形でやっている。具体的にはnetkeibaの「POGダービー」である。出走が決定したりするのもわかりやすく、おれの目的にかなっている。

netkeiba POG (ペーパーオーナーゲーム) - netkeiba.com

08-09年シーズンからやってるが、面倒なのでここ数年を振り返る。

16-17シーズン

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だいたいこんなんだ。表の中の「前走」はPOG期間内最後の出走ね。今現在、エレクトロニカやアドマイヤアゼリは条件戦で人気し、それなりに好走している。オークスに出たフローレスマジックは、今週末の重賞マーメイドステークスでそこそこ人気するかもしれない。

17-18シーズン

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いわゆるPOG期間内でいえば、ステルヴィオとジャンダルムがよく走った。ステルヴィオは後にG1マイルチャンピオンシップを勝った。しかし、この表の中でおれが感謝したいのはレピアーウィットとゴールドフラッグで、けっこう美味しい馬券をとらせてもらった。とくにレピアーウィットの二走前は11番人気で1着。その次も勝ったし(馬券もとった)、そんな人気ではなかなか出てこないかもしれない。が、この馬は砂をかぶったり、揉まれると弱いところがある。二走前は外枠からすんなり行ける構成だった。今後出てきて、むしろ人気しているところで不利な点を見つけて消すのもありだろう。

18-19シーズン

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で、ついこないだまでの現3歳世代。ちょっと自慢していい? だって、日本ダービー馬とNHKマイルカップ馬持ってるんだぜ。リアルなPOGだったら勝ち組かな。ほかが冴えないからだめか。正直、日本ダービーでロジャーバローズに馬券をまわせたのは、これがあったというところもある。むしろ、これだけを根拠にロジャーバローズから買えば……とまでは思わない。そのあたり、リアルなPOGで持っているわけでもない、そこまでは、だ。

19-20シーズン

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そして、今シーズンがこちら。ここ最近の傾向から、デビュー早そうなのを選んだつもりだが、熱心にPOG読本を読んだわけでもないのでわからない。過去2年の傾向からいえば、この中からG1馬(シーズン内に限らず)が1頭くらい出てもいいはずだろう。とはいえ、さっそく一頭デビューして負けている。天下の金子真人HDのロードカナロア産駒。母父はサクラバクシンオー。これで、「ロードカナロア産駒は母父が短距離馬だとあまり走ってない」という説を目にすることができ、学びになった。とはいえ、まだデビューしただけ。短距離は任せた。

というわけで、来年のダービーでお会いしましょう。……それまで生きて、馬券買えてたらいいけどな。