豆腐に塩をぬりたくってキッチンペーパーで包んで水分を抜くと、チーズのようななにか美味しいものになるという。材料は豆腐、そして塩。
おれはこんなことを書いてブックマークした。
自宅でつくれる!「塩豆腐」をご存知ですか - メシ通 | ホットペッパーグルメ
- [食べ物]
- [レシピ]
レシピというものこのくらい簡単でなければ。
2019/07/04 16:21
このレシピ、原材料をそろえるのも簡単だし、やることも簡単だ。おれは主に食費を切り詰めるという理由で自炊に凝るということから自分を遠ざけている。だから、いつも同じようなものを食べている。しかし、ここまで簡単なら、やってみようじゃないの。
で、タイトルの通り。【悲報】とかつけてもいいくらいだ。
「どこに失敗する要素があるのか?」
ええと、それは、単純にいえば、塩が多すぎた。これに尽きる。小さじ2とあったので、おれが塩を入れている容器についていた小さなスプーン2杯分、これを使った。表に1杯、裏に1杯。上記記事の写真ともそんなに差がないように思えた。
おれはコンビニで買った3パック100円の豆腐のうち2つを仕込んだ。1日漬けたもの、2日漬けたもので差が出るか、という話だ。
が、そんな話ではなかった。なにか豆腐は一回り小さくなっていたし、包丁の手応えも違った。が、塩っぱい、塩っぱすぎる。はっきり言って、食えたものではない。味だけでなく、「あ、これ、健康を害する」という味。
それでも、もったいないので一度水分を出したものを水に晒す、という意味不明な行動に出てみたが、塩分が豆腐に深く染み込んでしまっているようで、やはり塩っぱすぎる。神様お許しを、おれは豆腐2パック分を処分しました……。
しかし、本当に、こんな簡単なレシピで失敗するかね。いや、したのだ。おれには塩加減というものがわかっていない。いい塩梅というものがわかっていない。フェデリコ・テシオが「ドルメロの魔術師」の異名をとっていたのを知っていても、なんの役にも立たない。
というわけで、あまりの衝撃に一枚の写真もない。塩豆腐、試される方は、まず、「こんなに少なくていいのかな?」という塩加減から試されたい。おれももう1パック、やってみますので。トホホ。
追記
残りの1パック、やってみた。人に話したところ、「小さじ2杯の塩はいかにも多い」ものらしい。だから今度は、小さじ半分くらいをさらに半分ずつ豆腐に塗ったくった。ついでにキッチンペーパーも一枚増量した。一日待った。なんか水分は抜けているようだった。少し固くなっている。おそるおそる一切れ食べてみた。……塩っぱくない。いや、少し塩味だけど、そんなに気にならない。そして、たしかに豆腐そのものではないなにかのようにも思える。サラダに入れて、食った。またやってみようかと言うと、やってみてもいいような気はする。