黄金頭さん、高野山に参る(一日目)

黄金頭さんというさとられた方がいるわけなのだが、さとりではまだ足りぬ、よんとり、ごとり、ろくとりとステージを上げていかねばならない、ということになる。そのためにはどうすればいいのか。簡単な話である。パワースポットでスピリチュアルなパワーをゲットすればいいのである。

 

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イン・新幹線・ウィー・トラスト。

 

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カツサンド。そしてノンアルコールビール。おれはアルコールビールでもそんなに酔わないが、やはり朝のエチケットというものである。

そして、新大阪に着いたというが、写真がない。

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いきなり、モジャカレーである。

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前日、なんとなく新大阪で食べるものを調べていたところ、目にした名前である。そこにあって、席が空いていたので、思わず入ってしまった。入って、ネギビーフカレーを頼んだ。しばらくして、「チキンカツカレー100倍です」と配膳された。「いや、違います、ネギビーフカレーです」とおれ。どうやら、先客の品だったらしい。いきなり100倍はねえだろう、と思う。ほどなくしてネギビーフカレーが来た。ビーフなんかがホロホロで、甘みがあって美味しい。ただ、100倍はともかくとして、少し甘めである。さらに食べながら、「おれ、このところ毎晩カレー食ってるのに、昼にもカレー食ってる」などと思ってしまった。

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はっきり言って、あまり腹が減っていないのにカレーを食ってしまったといっていい。本当の食の目的は551の肉まんと会津屋のたこ焼き、これである。551は新幹線構内に店舗があったが、チルド専門だった。ならば、先に会津屋。いや、その前に南海の特急券を買っておくことにしよう。

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なんで3階もあるの? ともかく、チケットカウンターで「サザン」の指定席券と翌日の「こうや」指定券を買う。しかし、来る途中、「あ、会津屋発見」と思ったのに、そこにもどれない。なんなん? なんばウォークもなんなん?

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と、うろついていたところ、案内図を頼りに「会津屋」へ。

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あの『美味しんぼ』にも登場した……らしいたこ焼き屋さんである。こちらも席が空いていたので座って、「元祖たこ焼き」小皿を注文。目の前では若い職人がたこ焼きをひたすらに焼いていた。ほどなくしてたこ焼きやってくる。女性の店員さんが「はじめはなにもかけないで食べてみてください。そのあと、酢醤油などお試しください」というような説明をする。無論、そのまま食べる。なるほど、だしの味が効いている。半分くらい食べたところで酢醤油かけてみる。これもうまい。3個くらいにかけてみたが、そのあとの残りも、皿の酢醤油を思わずつけてしまったので、おれはやや味のあるのを好む関東人かもしれぬ。

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そして、サザン。先ほど買い求めた特急券を入れると、ドアが閉まる。どういうことだ? よくわからないので、駅員の人に訊く。「これは座席指定券であって、乗車券が必要だ」ということらしい。券売機まで誘導してもらって、切符を買う。チケットカウンターで3枚いっぺんに買ったのと、土地鑑もないのも相まって、そういうこととは気づかなかった。乗車券+指定席券のチケットを買ったと思いこんでいた。なお、和歌山市駅に行く特急サザンは後ろ二両だかが自由席で、これは普通乗車券で乗れる。ぜんぜん余裕で空いていたのだけれど……。

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自由席はロングシートであって、旅の特急シート感がないので、やや金がかかっても、こういうシートがいいよね、などと覆う。写真の帽子はなんばの地下で買ったもの。「あ、帽子忘れた。いるかな? いらねーかなー? 買うかな?」と思って、ユニクロ無印良品も見たけど、帽子売ってなくて、Timberlandで買ったもの。おれはごついティンバー履くこともあるし。あ、おれは頭が大きくて、たいていの帽子は入らないが、こういうキャップは入る。まあ、こういうのも旅の記念よな。

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で、現地びとの誘導により、和歌山市駅からJRに乗り換えて和歌山駅へ。空いていた席に座る。一つ空いたとなりには、なんかいかついおっさんが座っていた。市駅から和歌山駅までは間に駅一つだけ。で、乗り終えるころに気づいたけど、おれが座っていたのは優先席だった。あまりにもカラフルで、「なんか派手だなー」と思っていたのだけれど、よく見たら弱者ピクトであった。まあ、ほかに席も空いていたからよかったが、これは初見殺しでないか。そうでもないか。

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和歌山駅東口。実は現地びとが壮大な大間違いをしており、おれは和歌山市駅から東に行けばよかったのであって、和歌山駅の東口というのは遠い。遠いといっても、おれのふだんの徒歩生活からすればなんとはない距離なのだが。

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石田の支配する街角。この写真あたりではまだそらに雲がかかっているが、このあと凄まじい直射日光にさらされて大汗をかくことになる。

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和歌山で主に使われているパソコン。

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カレーはもう十分。

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うちの近所にもあるが、国旗の色が褪せていてイタリアかフランスかわからない問題。

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休まんのかい、休むんかい!

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そんなんで夕暮れ。

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地魚和食キッチンおぎん、夜はここである。Googleマップのレビューを頼りにたどり着いた。いや、たどり着くとか大層なものではないのだけれど。で、お通しが熱い白身魚の天ぷらというあたり、なんかいいなと思って、その予感は正解。とくにこの写真の太刀魚一匹コースは外せないだろう。

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さらに、クジラの竜田揚げ、これである。クジラの刺身もメニューにあったが、あいにく品切れ。しかし、竜田揚げは来た。おれはあまり美味しいものを記憶するタイプではないのだけれど、今まで生きてきた中で、親戚の集まりで叔母が作ったクジラの竜田揚げというのが非常に記憶に残るくらい好きで、またふたたびクジラの竜田揚げに出会えて、また満足した。クジラが美味いかどうかはしらん。ただ、おれはクジラが好きだとは言える。

酒はまず中ジョッキ。そして、地酒の紀土と黒牛を飲んだ。どちらもキリッとしていて好みだった。買う機会があれば買って帰ろうかと思ったが、機会はなかったのだけれど。日本酒は、その土地のものを飲めば、とりあえず正解という感じがして、そういう感じは嫌いじゃない。

まあ、ともかく、なんか和歌山に用があったら「おぎん」でいいんじゃないでしょうか。もっとも、タッチパネルシステムに問題があるのかどうか知らないけど、別のお客さんが頼んだものが運ばれかける、ということが三度くらいあったけど、問題ないでしょう。

 

紀土 純米大吟醸 1800ml

紀土 純米大吟醸 1800ml

 
黒牛 純米酒 720ml

黒牛 純米酒 720ml

 

 

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そして、夜の和歌山をぶらくり。

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非常に静か。

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なんか、ゲリラ的に映画の撮影なんかしてもいい雰囲気なんじゃないかと思った。いや、許可はとりましょう。

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ビジネスホテルで寝る前の一杯。が、これ、ホテルの自販機で買ったのだけれど、冷えてない。常温。これは痛恨。

 

つづく。