12月は壁に咲くツワブキの花
スイセンの花。
このスズキ……。
カタナですか?(詳しい人おしえてください)
枝の中に鳥が混じっているぞ。
これが春になると花でいっぱいになるのが信じれられない。
ピンク・ウォール・オブ・デス。
鉄道のあらゆるところは絵になる。
山手駅、ノー屋根。
大船仲通商店街。市場の野菜が異常に安い。おれはおれのおせち料理に欠かせない「ちょろぎ」を買った。チョロギだけではなんなんので、黒豆も買った。おれの来年のおせちには黒豆が加わる。
観音食堂の看板が変わっていた。いつかわったのかしらない。ずいぶん大船も久しぶりだ。
おれは小学五年生からモノレールで大船にある塾に通いだしてから、大船で乗り換えて逗子へ、そして日吉へと、ともかく大船がベースだった。とはいえ、夜の街はよくしらない。
とんとん豚様。
んとんと様豚。
肉、焼きキムチ。
……写真には撮っていないが、生キムチというのがあって、これがどーんと出てきた。「こんなにキムチを?」と思ったが、「生」キムチなので、どんどん食べられる。女は知らないうちにK-POP、韓国ドラマ好きになっていて、独学でハングルの文字を読むことができるようになっている。ただ、辛いのが苦手なので、いちいち「辛くない?」とおれに毒味をさせる。うん、あまり辛くない。かえって本格的な韓国料理は辛くないのかもしれない(辛いものは辛いのかもしれない)。
焼き飯。69セット。多すぎず、少なすぎず。野菜は大量にとれる。豚様というのに、野菜中心といっていい。たしかに生キムチはじめとした野菜類、おいしかった。メーンはサムギョプサルだけれど、それだってサンチュで巻くのだ。チーズチヂミはふっくらしていて、あっさりとおいしい味。
ビールマッコリ。マッコリとビールのカクテル。優しい味とアルコール度数。
店は、席と席がけっこう離れていて広い。先に入っていた若い女性二人組は、隣同士に座って、店内のモニターを見ていた。モニターにはK-POPのアイドルのMVが次々に映る。そのたびに肩をゆらしたり、携帯端末でなにかを調べたりしていた。女は「このグループも知らない、K-POPは奥が深い」と感心していた。
一方で、奥の席のガタイのいいおっさん6人組は、注文が届くたびに「ハイボール! ウーロンハイ! 中ジョッキ!」と酒の注文が絶えず、すげえ飲むなあと思った。ほかに家族連れなどもいた。
店員さんはサムギョプサルをハサミでちょきちょきやったりしなくてはならないので、大忙しというふうだった。セットの方も、「このタイミングでサラダ?」みたいな感じだったので(ぜんぜん構わないけど)、いろいろ混乱があったのかもしれない。
とにかく、飲みに生きたいが、野菜をとりたいという人にはおすすめの店だろう。今度来ることがあったら、今度はチーズダッカルビとか、冷麺とか、そのあたりを単品で注文したいかと思う。生キムチはマスト。
翌日おれは、伊勢佐木モールへ行った。ブックオフで買いたいものがあったのだ。それは、あるには、あった。あったが、第二巻の上下と、第三巻の上下のみで、第一巻が売り切れていた。「年末年始に読むか」と思っていた人間が多いということか。これは文庫化まで待つかと一瞬思ったが、いやいやと、第二巻以降のすべてを買った。ハードカバーなので思い。そして有隣堂で一巻を買った。
さらに、カクヤスに行って日本酒(720ml)を2本買った。べつに高くない酒だ。ただ、年末年始は日本酒だろうというよくわからない思い込みだ。
ハードカバー5冊、日本酒2本を抱えて、おれはサンマルクカフェに入った。
昼食。 pic.twitter.com/B2TOn36DmU
— 黄金頭 (@goldhead) 2021年12月30日
ドリアを食べた。そのあと、コーヒーと第一巻を読みすすめる。おもしろそうだ。というか、べつにこれがなんの本か勘のするどいあなたならわかっているよね。そう、想像したとおりのそれだよ。
そのあと、スーパーへ。スーパーではボス戦みたいな激しい曲が流れていて、ほんらい買う予定だったもの以外のものをたくさん買って、予算の3倍使ってしまった。年末というものはおそろしい。
みかんとか、買う予定ではなかった。みかんは、和歌山県産に限る。そうでないとおこられてしまう事情がある。愛媛産は買えないのである。とはいえ、木熟みかんは、早生みかんを樹上で熟したものといい、甘みがあっておいしい。
ちなみに、ちょろぎはスーパーでも買えた。まあいい。一番安いかまぼこと一番安い伊達巻を買った。まあ、そんなところだ。
急き立てられたところで、年末年始の休みなど一週間くらいだ。その半分くらいはもう終わっている。買った本も読みきれないだろうし、飲み食いも終わるかどうかわからない。でも、年末年始だからといって、急き立てられて、なにか無駄遣いするのも、まあそれはそれで一年に一度だから、悪くはない。おれはべつに長年の因習だろうと、作られた習慣だろうと、イベントにはわりと乗ってみるたぐいの人間である。
以上。