おれのベリヤはそんなこと言わない……わけでもないか 『劇場版 幼女戦記』を観る

 

『劇場版 幼女戦記』を観た。おれはこの作品をアニメで知ったが、わりと面白かったような気がする。気がするけど、映画館には行かなかった。そしてこう、しばらく経ってから劇場版を観た。

どういう話だったかというと、日本のエリートサラリーマンが魔法少女(?)に転生するのだ。転生ものだ。なんとなく転生ものというと、現実社会では駄目なやつだったのが、転生したらすげえ強い勇者様に、みたいなのが多い……多いかな。自身なくなってきたな。でもいいや、まあともかく『幼女戦記』では主人公が冷徹な合理主義者であって、ある意味で邪悪なのがいい。邪悪を貫き通そうとしているところがいい。そこに悠木碧のいい感じの演技が良さを足している。悠木碧の歌う『Los! Los! Los!』もいい。ダウンロードして買った覚えがある。劇場版でも、劇場版主題歌とは別に流れた。これは流したくなるよな、と思う。

まあ、それはともかくベリヤである。

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チャドの切手になっているほどの(どれほどのものだろう)、我らがラヴレンチー・ベリヤだ。劇場版ではソ連をモデルにした国が出てくる。敵国である。そして、その共産主義国の指導者の向かって右隣の席にいるのがベリヤ……いや、ロリヤ、なのである。ロリヤは街を車で流して、若い女性を物色する。少女を物色する。しかし、少女であっても「育ちすぎだ」というようなことを言う。そして、首都奇襲をしかけてきた主人公の「幼女」を見て「あれだ!」ということになるのである。

ああ、これはまったくもってベリヤだ。ベリヤがアニメ化されてしまった。すばらしい。いや、すばらしいのだろうか。とはいえ、エンドロールで「ロリヤ」という名前を見たときは「ロリヤかよ!」と思ったりしたものだ。ラヴレンチー・パーヴロヴィチよ、生前の行いはこのような酬いを受けるのだ。

あ、映画の話だった。戦闘シーンも迫力があって、世界大戦になっていくんだな、というところと、アバンで匂わせた戦争の帰結、いろいろ楽しみではある。……って、アニメか映画で続編あるんだよな? 以上。

figma 劇場版 幼女戦記 ターニャ・デグレチャフ ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

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スターリンの葬送狂騒曲(字幕版)

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 ……これは途中まで見たけど寝てしまった。もちろんベリヤは主要人物。あと、スティーヴ・ブシェミフルシチョフやってんだぜ。