チオビタドリンク2000をほしいものリストからお贈りいただきました。ありがとうございます。
栄養ドリンク。栄養ドリンクとおれ。おれが栄養ドリンクを初めて飲んだのはいつだったろうか。中学受験のための栄養剤として、自販機でオロナミンCをたまに買った記憶がある。オロナミンCですら、なにか大人の飲み物、ちょっとなんか効いちゃうんじゃないの? みたいな気持ちになった覚えがある。
では、このチオビタドリンクのような飲料は? たぶん、中学に上がってからだろうな。テストの前とかな。なに飲んだかな。リポビタンD? ちがうな、なんとなくの記憶だけれど、リゲイン、だったような気がする。とはいえ、リゲイン、自分で買って飲んでたのかな。あまり買った記憶がない。とすると、両親が買っていたものをちょっと分けてもらっていたんかな。あと、関係ないけど父親が一時期朝鮮人参ドリンクにはまっていた。あれはすごい匂いでちょっと飲ませて、ということもなかったと思う。
しかしまあ、おれが栄養ドリンクをたくさん飲むようになったのは、やはり働き始めてからだろう。職場にある富山の置き薬が置いていったカークである、カーク2000であり、カーク3000である。2004年の記事がある。
何の話だったか。オロナミンCの話であった。オロナミンCの区分は炭酸飲料で、医薬品ではない。医薬品扱いの栄養ドリンクといえば、リポビタンDである。そのリポビタンDより効果がありますよ、と据え置きの薬屋が職場に持ってきたのがカーク2000なる栄養ドリンク。年度末などにはカークの空瓶でゴミ箱がいっぱいになるのだが、ある日そのカークが衣替えをした。その名も「新カーク3000」。なんとタウリンが1000も増えたのである。
医薬品扱い、とか言ってるけど、「指定医薬部外品」というのが正しいのか。それとも、2004年と今ではなにかが変わったのか。まあいい、おれはカークをよく飲むようになった。肉体疲労に! 滋養強壮に!
……って、だいたいがカフェインの効能らしいってことは知っとるわけですよ。タウリンが2000だとどうなのか、3000になるとどのくらいパワーアップするのか、そんなんわかりません。だいたい、2000とか3000とか、単位もしらん(mgです)。
でも、効いた気になればそれで万々歳、元気が出た気になればそれが効用、べつに本当の機序がなくったっていいんだ。むしろ、そんなに副作用がないものが効くならそれでいい。「眠い」、「ちょっとだるい」くらいの話なら、プラシーボが効けばそれでいいのだ。いただいたチオビタドリンク2000とて、普通のチオビタドリンクよりタウリンが1000多いのだ。強まってていい(タウリンってなんだ?)。
まあ、なんというか、おれはそもそもイルでドープな人なので(いや、あぶないドープとは無縁ですが)、薬的なものに頼りがちではある。わりとすぐ薬を飲む。もちろん、おれがいまこうやって文章を打ち込んだりできるのは、精神科で処方された抗精神病薬などのおかげなんだけれども、さらにその他だ。
ちょっと食欲がない、胃がムカつくとなれば胃薬を飲むし、ちょっと頭が痛い、頭がスッキリしないとなればバファリンを飲む。そして、ちょっと気分をシャッキリポンとさせたければ、チオビタ一本、ということだ。漢方薬みたいなダーティーな薬(違法という意味ではなく、精神の薬でいえばMulti-Acting Receptor Targeted Agent、非定型みたいな)でじっくり日頃から体質改善というより、その場の症状に対処する、というのがいい。胃薬、頭痛薬は働いてくれる。飲みすぎて働かなくなったら困るから、そのあたりのことがあればそんなに飲まないけれど。
気分が良くなかったので、胃薬とバファリンを飲んで、日本酒を飲んでいる。
— 黄金頭 (@goldhead) 2020年5月25日
というわけで、いったん体をゼロに持っていくために、チオビタ2000も活用させていただく。まあ、夜に飲むと眠れなくなるかもしれないから(vsアモバン)、朝だろうな。だいたい朝だるいんだよ。ここんところとくにな。やっぱり、七百円くらいでAmazonで買ったいびき用マウスピースじゃ、三割負担で一万八千円くらいする睡眠時無呼吸症候群用スリープスプリントの代わりにならねえのかな。日中、ガクッとした眠気はねえけど。
あ、あと、おれが栄養ドリンクでチオビタをチョイスするのは(会社だとカーク3000だけど)、もちろん「くるりとチオビタ」だからだ。あ、くるりのニューアルバムの話もしなきゃな。そんじゃ。