「早く死んだほうがいい」という言葉が頭の中で高速再生されて困る

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「早く死んだほうがいい」、「早く死ぬべきだ」、「死ななくてはならない」……といった言葉が、脳内で高速再生されて困っている。他人の言葉ではない。幻聴とはちょっと違うと思う。声に出さないで、なにか頭の中で言葉を作って欲しい。黙読でもいい。そういう類の「言葉」だ。

それが、ボーカロイドのような機械音声の最大速みたいな繰り返して再生されている。聞こえているというよりも、自分の言葉なので再生というのが近い。これがこの三連休のあいだずっと続いている。

おれは手帳持ちの精神障害者だが、こういうのは初めてだ。いや、暗い想念にとらわれる、ということはあった。ネガティブな言葉が頭に浮かんでは消え……ということはあった。だが、そんな優雅で悠長な話ではない。このように、機械的に、絶え間なく、連続再生されるということは、初めてだ。だから、このように、メモを残しておく。

と、このように文章を書いている間というのはどういうものかというと、ここに書いている文章が優先される。もっと大きな声で打ち消している感じだ。意識を集中して、考え事をすれば、それも優先される。が、ふと意識をゆるめると、切れ目なく、連続した「死ななくてはならない」が支配する。

これは少々、疲れる。そんな超高速再生を聞いているのは嫌なので、どうにか考え事などしようと思うが、そう考え事など続くわけでもない。本を読もうにも、どうにもこの三日体調が悪く、文字に目を通すことに集中できない。

そう、この三連休、おれはコンビニに東スポを買いに行く行く以外、外出しなかった。できなかった。双極性障害躁うつ病)のもたらす抑うつではない。身体は動く。が、動かすのがしんどい。その差はわかる。若干、風邪のような症状があって、パブロンゴールドAや胃薬や頭痛薬を飲みつづけた。そして、酒を飲んだ。酒の力で脳を黙らせたいからだ。これは、変な連続再生がなくても同じことだ。酒が脳を破壊するというのならば、もとよりおかしくなってしまった脳を鎮圧するのにうってつけだからだ。

体調が戻れば、この変な連続高速再生も終わるのだろうか。終わってほしいものだが。なんであれ、火曜日はやらなくてはならないことがあって出社しなくてはならない。忙しくなるのは確実だし、なんなら休日出勤する必要があったかもしれない。だが、体調不良でそれもできなかった。自分をブーストする薬が必要だ。必要なのは薬だけだ。さもなければ、永遠のおやすみ。