2022年高松宮記念 ナランフレグは買えなかった

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高松宮記念(G1) 結果・払戻 | 2022年3月27日 中京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

 

今年の高松宮記念は、どうにも買いたい馬がいねえなあと思っていた。思っていたが、一頭出てきた。初重賞からいい思いをさせてくれたレイハリアだ。レイハリアと亀田温心(かめだ・はーと)。これといった絶対王者がいないなか、前走の大敗に目をつぶれば新スプリント王者になれるなじゃないか、などと思った。

が、レースはナランフレグが追い込んで勝った。おれにはナランフレグは買えなかった。いや、相手としてなら買った。だが、本命にはできなかった。おれの心のなかには、いくらか「追い込み馬」への不信感がある。寺山修司だったか、逃げ馬と追い込み馬について、その好みはその人生が反映されるというようなことを言っていたが、おれはどうも先行型の人生のようだ。その先行が終わってしまっているので、おれはもう終わっている。

それにしてもなんだろうね。レシステンシアが飛ばしすぎたのかね。やはり馬体重が示すように、ちょっと本調子じゃなかったのかね。ようわからん。ロータスランドの激走はわかるが、キルロードについてはもうわからん。『競馬の天才』によると京都大賞典との枠連リンクが2017年から続いているが、2021年の京都大賞典が5-6で、今年のメンバーを見ればロータスランドなのかね。いや、そんなオカルト信じるなという話かもしれないが。「ラ」から始まる馬の隣もしくは二つ隣でナランフレグも指摘されていたのだが。

……うーん、まあ、しょうもないな。レイハリアも好位をとったが、結果は惨敗。三歳牝馬のスプリント躍進からいきなりの失墜のパターンだろうか。よくわからない。

野球ではカープが敵地の横浜スタジアムで三連勝。相撲は宇良は最終日に勝って、わきゃたきゃきゃぎゃが優勝決定戦を勝ち切った。競馬はナランフレグが勝って、アナウンサーは二回か三回「ナランフラグ」と言った。おれも人生を追い込みたいなら、追い込み馬を買わなければならない。丸田恭介のように泣かなければならない。