和歌山の加太へ、わさびスープを食べに行く

特急サザンは南へと向かう。

 

ザ・和歌山。

 

和歌山市駅を見下ろすおれ。

 

ビールだろ。

 

明け方、目を覚ます。外を見る。赤い電車だ。

 

はい、赤くはないけど「めでたいでんしゃ」。四色ある。

 

車内は海感あふれる。吊り輪は木製。

 

シートも魚介類。

海沿いを抜け、なんか山に入ったな、とおもったら到着。

 

ここはどこ? 加太。

 

観光地、加太。「かだ」と読みます。

 

前期のアニメなのに劣化が激しい海の街。『サマータイムレンダ』は録画してある。

 

弁当にバイキンマンは大丈夫なのか?

 

ロングサイズだぜ。

 

タバコ吸いたくなるぜ。

 

ネコの国と正義を求めよ。

 

天草を干している。

 

犬には吠えられる。

 

海が近い感じ。

 

倉庫みたいな感じ。

 

ヨクキク。

 

今日、お好み焼きは食べません。

 

ここは紀州加太浦。

 

鳥居が見える。

 

淡嶋神社きたー。

 

ネコの国、ではない。

 

お参り。……ところで、左右に見えているのは?

 

うおー。

 

これは。

 

いったい。

 

なんぞ。

 

ちょっと怖い。

 

怖い怖い。

 

世にも不思議な光景。

 

暴れん坊な将軍で?

 

なんかアフリカから来たやつ混じってるだろ。

 

いいおじいさんたち。

 

パワー。

 

海を見て落ち着こう。あの島の方へは遊覧船が出ているらしい(たぶん)。

 

砂浜ともいえない砂浜のような。海を見るのは久しぶりのような。

 

千葉の銚子から続く太平洋岸自転車道の終点だった。あ、関東の人間から見たら終点ということです。ロードバイクの人が一人いたけど、やってきたのか、これからいくのか。

 

目的地、満幸商店。

満幸商店(地図/写真/和歌山市/海鮮(海鮮料理)) - ぐるなび

 

タイヘッド。

 

そしてしらす丼とわさびスープきたー。しらすは丼の上限ラインまで全部しらすで、米で底上げされていない。こぼしたのはおれじゃない。そして、わさびスープである。「わさびスープなのだから、わさび味なの?」と思うかもしれない。違うのである。女将さんみたいな人が何万回と説明してきたであろう説明をしてくれたのだが、刺し身などに使った鯛のアラを24時間煮込んで、コラーゲンがたっぷりで、とりあえず一口すすってみ、そんで、そのあとこのわさびを少しずつ足していって、とのこと。

 

単に別角度。で、そのわさびってのが、わさびの漬物みたいなやつで、でも、酒粕つかってないようなやつ。写ってねえな。これを、ちょこちょこ入れていって、わさびスープ。

でもなあ、これなんというネーミングなのよ。鯛よ、鯛なのよ。すげえ贅沢じゃないの。すげえ鯛。具は一切なし。鯛で勝負。完全に負けです。鯛おいしい。

 

これはたしかに「名物は、わさびスープですよ!!」である。身とかなんか具とか使っていないあたり、「究極のメニュー」感すらある。「本当の鯛の味を……」って山岡さんが出してくるタイプだ。

 

でもって、とにかくしらすの山を食べ進め、ご飯が出てきたら、別皿に移して、わさびスープをかけて食べる。おいしいに決まっている。卓上コンロもあって雑炊にすることもできるようだ。

 

で、満腹、満腹。ボリュームもけっこうなものだった。ちなみに、別の場所に満幸商店IIがあったりするが、土日以外はやっていないのかな、とか、この本店もこの日は午後二時までだったりするので、確かめようがあるかしらないけれど、行く場合はご注意を。

ああ、しかし、また、わさびスープを食べにくることはあるのだろうか、加太。

 

漁港。考えてみたらおれも腰越という漁港のある学区育ちだ。海は遠かったが。だが、こういう海は好きだな。

 

いい感じ。

 

これもいい感じ。

 

こういう細い路地、銚子なんかもそうだったな。

 

では、またいつか、加太。

 

帰りはめでたい新幹線(まだアルコールの時間ではない)。

 

新幹線でアンケートを配られた。車内が試験会場みたいになった。

 

新横浜。

 

紀州のおみやげといったら金山寺みそであろう。おれはこの夏、キュウリをたくさん食べようと決めている。本場の金山寺みそは具が大きく、ナチュラルな味だった。

 

以上。