おまえも『ルミナスウィッチーズ』で泣け

 

 

この日記はすばらしいストライクウィッチーズ、すばらしいワールドウィッチーズを紹介するために誕生したことは何度も書いてきたが、はたして『ルミナスウィッチーズ』はどうなのか。どうもおれは乗り気ではなかった。プロジェクト自体もコロナの影響あってか開始前からメンバーが交代するなどどうも乗っていない感じであった。パンツじゃないからウィッチじゃないもんとは言わないものの、始まってみてもどこか乗れない気持ちがあったのは確かであった。それは認めなくてはならない。シャフトの丁寧な作りにしても、どうにもこれは股間督の絵ではないなという気持ちが先行してしまった。だが、説明は不要であろう、第7話の「太陽の理由」によって、単なるストライクウィッチーズファンへの目配せではなく、本気のワールドであると強く感じることになる。ひさびさに一期のBDを引っ張り出して、確認することになる。やってくれる、佐伯監督。14年越しの伏線回収なんて、なかなかできるもんじゃあない。そこからはいっそうルミナスの各キャラに興味を持ち、把握し、応援するようになった。人は40歳をこえても『ルミナスウィッチーズ』で泣くことができるのである。おれはもうイベントやなにかに参加するほど若くもないが(もっとも、おれがすばらしいストライクウィッチーズのイベントに参加したのは30代最終盤のことである)、いいなと思えるアニメというものがあって、それはとてもすばらしいものなのである。すばらしいルミナスウィッチーズ。すばらしいストライクウィッチーズの世界を構成する一つ。それは決して、最後の最後でハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン大尉(たぶんこのときは大尉?)が出てきて、うおー、プリン姫ー、となったりするとか、そんなことは小さいのである。ともかく11話がすばらしく、最終回もいい最終回であった。最初の頃は「うーん?」と思いつつ見ていたが、最後にはすっかりとりこになっていた。ウェルカム・トゥ・ワンダフル・ルミナス。すっかり幕が上がってしまって、いろいろ買わなくてはいけないかなどと思い始めている。この世に愛のあらわしかたは金以外にないのか。おれにはよくわからない。よくわからないが、すばらしいルミナスウィッチーズが売れることによって、すばらしいストライクウィッチーズ世界がさらに広がればおれはさらにすばらしい。天国がそこにはある。わかるか? 天国だ。だからおまえらもすばらしいルミナスウィッチーズを見ろ。そしてすばらしいストライクウィッチーズ世界に興味を持ったならば、すばらしいストライクウィッチーズやすばらしいブレイブウィッチーズ、すばらしい発進しますっ!などを見るがいい。ノベルやコミックを読み、設定集や島田フミカネ先生の画集を買うがいい。人生の半分を費やすくらいの価値はある。

 

あ、すばらしいルミナスウィッチーズで一番好きなのは、実のところジョーです。ジョーいいよな?

amiamiでCD買ったらついてきました