suedeのニューアルバムを買って、聴いている。ブレット・アンダーソン曰く「僕らのパンク・レコードだ」とのこと。なるほど、『ブラッドスポーツ』、『夜の瞑想』、『ザ・ブルー・アワー』を三部作として見ると、方向が変わった。初期に近いような感じもする。
ただし、感じ、なのだな。正直、「あのころのスウェードが戻ってきた！」とかいう気にはならない。それだけなんか来ているぜって曲がない。あのころのスウェードで、今でもぜんぜんいけるぜって曲は何曲もあるが、このアルバムからなにかと言われると困る。というか、なんか聴いていて小っ恥ずかしい感じすらしてしまう。よくないな、おれ。
それこそ、「15アゲイン」ではないが、おれの心はもう汚れてしまっているからだろうか。それとも単に老いたから？
もちろん、スウェードも老いている。キャリア30年である。おれはその最初からの付き合いがある。いや、老いているというのは正しくない。変化しているといったほうがいいだろう。べつにおれはスウェードから老いているという感じはしない。ただ、変化している。今回は、行って、帰ってきたような感じだ。しかし、帰ってきたところがちょっと違う。あるいは、やはり、ちょっと、なにか、感性的なものが、劣化しているというとなんだけど……。
もちろん、音楽は趣味だし、心がどきどきするかどうかがすべてだというのがおれのスタンスなので、人によってはすごくどきどきする曲なのかもしれない。そのあたりはわからない。ああ、そのスタンスはおれが楽器ができない、まったく知識がないというところであって、テクニックに感動するとかそういうこともあるかもしれない。
まあともかく、おれがなんかこのアルバムになんか言っていても、30年前のファンがうだうだ言ってるだけだと思ってくれていい。好きな音楽は感じるものだ。少なくともおれはスウェードのファンであると思っているので、スウェードのことは知ってもらいたい。それだけである。
Suede - She Still Leads Me (Official Audio) - YouTube
Suede - 15 Again (Official Audio) - YouTube
Suede - Turn off Your Brain and Yell (Official Audio) - YouTube
<°)))彡<°)))彡<°)))彡<°)))彡
<°)))彡<°)))彡<°)))彡<°)))彡
<°)))彡<°)))彡<°)))彡<°)))彡
