ダンボール不法投棄騒動始末

こんなことがあった。昨夜Twitterに書いた。

……お怒りである。

おれはどのようなメールを送ったのか。

横浜市資源循環局■■■事務所 御中

お世話になります、横浜市中区■■■にて営業をしている■■■の■■■と申します。

当社の入居しているビルの入口にありますごみ収集所に、いつも不法投棄と思われる大量のダンボールが置かれ、困っております。
ごみ集積場所は横浜市中区■■■前です(隣の■■■ビルとの中間点になります)。

以前、朝にトラックに積まれたダンボールを、当該場所に大量に置き去りにするのを目撃いたしました。
(トラックのナンバーは覚えておりません)
トラックの大きさやダンボールの量から、家庭ごみには見えませんでした。

このようことがたびたびあり、本日12/15現在も大量のダンボールが放置されております。
当社の入居するビルには一般家庭も入居されておりますが、家庭から出るものとは思えません。

当社は事業ごみの収集業者(■■■様)と契約しており、そちらにごみを出しておりますが、このままでは、当社の事業ごみとしてのダンボールなども出しにくく、困っております。

以上、不法投棄と思われる事情についてご連絡いたします。
(もしも相談先が間違っていたら申し訳ありません)

このようなメールである。トラックからダンボールをばんばん捨ててるのを目撃したのはおれ自身。「あれ?」と思ったら、トラックは去ってしまった。ほかに、ワンブロック先の集積所からダンボールをこちらに移し替えているのを見た人もいる。

ともかく、小さなビルの前に道にはみ出るほどのダンボールが置かれ、さらには駐車場部分まで入り込んでくることもある。うちの会社の事業ごみは、ごみ集積所とはちょっとずれたところでの回収となっているが、そっちまで来そうだ。これでは、うちが有料の事業ごみとして出すダンボールと、大量のダンボールが混ざってしまう。これは困る。

というわけで、上のようなメールを送った次第である。

が、不思議なことがあった。おれがこのメールを送ったのは18時ごろで、直前にわざわざダンボールの山が残っているのを確認している。

が、おれが帰ったあと、さらに遅く帰った人が言うには、ダンボールがなくなっていたというのだ。え、回収日でもないのに? 夜に市の回収がある? ないよな? いったい、だれが? なに? 近くの業者が契約している事業ごみ収集業者なの? 適正な事業ごみだったの? わけがわからん。

と、思っていたら、なんと翌朝である今朝、資源循環局の人が「近くに用事があったので、ついでに確認に来ました」と事務所を訪れてくれた。あらためて事情を説明すると、このような説明をされた。

 

「市の収集ではなく、自治会などの資源回収がありまして、その置き場になっている可能性もあります。トラックなどで集めるのですが、量が多すぎて、新聞などと分別するためにいったん降ろす場合もあります」

 

えー、資源回収? そういえば、そういうのもあったな。一応オフィスばかりの地区だから、そういう存在に思いがいたらなかった。まったく。

資源集団回収 横浜市

自治会・町内会などの市民団体(登録団体)と登録業者が実施する資源物(紙類・布類・金属類・びん類)の回収です。回収量に応じて横浜市から奨励金が交付されます。

これか。どうみても会社が出したダンボールごみに見えたが、市の回収と違って、会社のものを回収することもあるのか。というか、来てくれた人の説明も慣れたもののようだったし、こういう誤解多いのだろうか。ああ、わざわざ丁寧に説明ありがとうございます。というか、ほんと足まで運んでいただいて、すみません……!

 

……というわけで、「絶対にゆるさない」というおれの覚悟は一晩で消火されることになった。しかしなんだろうね、おれのね、この短期な性分というか、なめられたら終わりだみたいな気性、このよく吠える小犬みたいなね、そういうところあるんだよね。

もうね、おれの脳内では不法投棄業者のおっさん撮影してトラブルになって警察呼ぶところまでシミュレートしてたからね。好戦的なんだよな、喧嘩弱いくせにな。喧嘩弱いから、やっぱり弱い犬ほどよく吠えるってやつなんだろうか。そうだろう。まったく。

ああ、もうちょっと自分の中の瞋恚をどうにかしなきゃいかんよな。いつかもっとへんなトラブルに巻き込まれる、いや起こしてしまうに違いない。キャンキャン!