体重計を買い換えるのこと

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体重計が壊れた。

壊れてないけど、壊れたと勘違いしているのではないのか? という疑問の余地はない。電池を入れるパーツが外れて、さらに一本断線している。おれは、おそらくこの断線部分をはんだごてなどでつなぎ直せば直るのだろうと思ったが、はんだごてもないし、はんだごてを扱う技能もないのであった。

おれは体重計を買い換えることにした。

体重計は必要だ。べつに正確なものでなくてもいい。増えているとか、増えているとか、増えているとか、そういう傾向を把握できればいい。ついでに、BluetoothとかでiPhoneで記録が残ればいい。

後者の要求が高い。おれはオムロンの体重計を使っていたが、そういう機能を求めると一万円を超える。傾向を把握できればいいのだ。

で、Amazonなど検索すると、中国メーカーのそういうやつがひっかかった。三千円程度だ。最低限、体重がわかればいい。体重そのものどころか、傾向さえわかればいい。おれはこの【進化版】を買った。

で、RENPHOの【進化版】は単4電池3本で動く。iPhone XSにアプリをインストールする。体重計に乗る。体重が表示される。とくにiPhoneに通知が出ない。Bluetoothの接続機器に出てこない。どうしたものか? と思ったら、アプリの方で三回乗った結果が出ている。よくわからないがつながった。おれは名前と生年月日と身長を入力した。そして、目標体重と目標体脂肪率を入力した。

……おれはこのごろ、体重が増えている。コロナ禍以後、といえばそうだろう。平日に運動の習慣がなく、土日に出歩くことなくステイホームしていたからだ。あと、圧力鍋という新しい武器によって肉々しいものを食べていたせいもあるだろうか。

まあ、なんでもいい。おれはいつごろかに流行った「レコーディング・ダイエット」というものを少し信じている。可視化というのは心に影響を及ぼす。なんとなくではない。おれはそのあたりを信じる。おれは難消化性デキストリンと新しい体重計によって痩せる。おれはそれを信じる。おれは痩せる。痩せる。痩せる。

 

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おれはライフログ的なものをとるのは嫌いじゃないのだぜ。

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おれは強迫性障害的なダイエットによってほとんど会話を交わしたことのない職場のビルの人から「大病を患っていたのかと思った」と言われるほど痩せた。そのようなダイエットはよくないと精神科医に言われたので、おれはそのようなダイエットをしないようになったが、言い訳といえば言い訳にすぎない。